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■■ 世界を見に行く 開催地詳細情報編 その1 ■■

ヨーロッパ ドイツ Garmisch-Partenkirchen  Oberstdorf  Oberhof  Willingen
Neustadt  【参考】Hinterzarten
オーストリア Innsbruck  Bischofshofen  Villach  Ramsau
Bad Mitterndorf  【参考】Stams
イタリア Predazzo( Val di Fiemme )
スイス Engelberg
フランス Chamonix  Courchevel
ヨーロッパ
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チェコ Harrachov  【参考】Liberec
ポーランド Zakopane
スロヴェニア Planica
フィンランド Lahti  Kuopio
ノルウェイ Oslo  Trondheim  Vikersund  【参考】Lillehammer
スウェーデン Falun

Neustadt のように地名に背景色がついているものは2002−2003版の新情報に更新済です。
【参考】は その土地を訪れたことがない、または町へは行っていても試合自体が公式練習開始前に中止になったために実際に試合会場へ行っていない開催地を表します。よって 他から得た情報を提示するに留めています。
特殊文字を使ったドイツ語地名( a/o/u の上に ¨ [ウムラウト] )は < 母音+e > で表記しています。(例 Muenchen )
アクセント符号を使ったフランス語地名( 母音の上に  ´ / ` / ^  [アクサン・テギュ/グラーヴ/スィルコンフレックス] )は すべて符号を抜かして表記しています。
地名の表記は原則的には原語ですが、情報として必要と思われる地名には 原語に近い音のカタカナを併記しています。また 原語の綴り自体が一般的に認知されているものは カタカナのみで表記した地名もあります。(例 インスブルック = Innsbruck )Berlin ,Hamburg などの 読み方が平易で一般的認知度の高い地名は原語表記のみです。
列車の時刻表・所要時間算出などは ”Thomas Cook European Timetable January 2001” 号を参照しました。

 

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ヨーロッパ ドイツ Garmisch-Partenkirchen [ガルミッシュ・パルテンキルヒェン] 自治体インフォメーション
  Garmisch-Partenkirchen (以下 「ガルミッシュ」) の位置と概要
ドイツ南部・ミュンヒェンとオーストリア・インスブルックを結ぶ鉄道線上に位置する、ヨーロッパを代表する冬のリゾート地。この長い名称は二つの自治体が合併し 元の地名をそのまま繋げたことによるもの。1936年に冬季オリンピックの開催地となり、ウィンタースポーツの大会が今も多く開催されると同時に 一般人が参加・利用できるアクティビティも充実している。

ガルミッシュへの交通アクセス  ドイツ国鉄  オーストリア国鉄
ドイツ国鉄利用で ミュンヒェン中央駅(Muenchen Hauptbahnhof )から約1時間20分、日中1時間に1本程度。またはオーストリアのインスブルック中央駅(Innsbruck Hauptbahnhof )から約1時間30分、日中1〜2時間に1本程度(国境駅Mittenwald での乗換接続列車利用も含む)。全ての特急列車が停車する。数年前に新築したばかりの駅構内にはコインロッカー・有料トイレ・コンビニ・レストラン・本屋・ホテル斡旋インフォメーションブース・ATMなどあり、元旦も営業。(コインロッカーは早く行かないと確保が難しい)

ジャンプ台へのアクセス
国鉄駅から徒歩約30分。インスブルック方面からの列車だと ガルミッシュ到着前に進行左手にスタジアムが間近に見える。試合当日の元旦のみ、スタジアム前の無人駅に臨時停車する列車もある。帰りは大変混雑するので ガルミッシュ駅まで行って乗車した方が確実と思われる。

大会入場券の購入方法        スキークラブ・パルテンキルヒェン ジャンプ週間公式ページ
大会組織委員会である Ski‐Club Partenkirchen で前売りあり。(注;2001年5月より前売り開始済)2001−02年度からネットで申込み可、VISA/MASTERでの支払いのみ。チケットは郵送、送料・取扱手数料として1予約・1宛先につき10マルク加算。12月になると駅構内の旅行会社やスタジアムの切符売り場で残券の販売が始まる。前売りは元々の券面額に10%がすでに「上乗せ」されている。カテゴリーが6段階に増え(昨季まで4)、高額のイス席券が増えた。イス席は台から遠く見やすいとは言い難い。5番目の台向かって右のスタンド(Stehplatz West)、6番目のそれ以外のすべての場所(Stehplatz Ost)のいずれかを選択すれば良いはず。どうしてもイス席が希望なら新設の最高額のカテゴリーだと(多分)良く見える場所。公式練習日はカテゴリー分けなしの単一価格。2日間通し券なし。(以上、現時点で確認できた2001‐02年の状況)
2001年11月11日現在本戦のA・Bカテゴリーのみ完売

ガルミッシュのいろいろ情報
冬季スキーシーズン、特にクリスマスからお正月休暇の期間中(12月20日頃から1月6日頃)の短期宿泊はほぼ不可能に近いのが 観戦の一番のネック。前年の夏からアクションしてもダメなものはダメ、キャンセル待ちもいくら待っても出て来ない状況に 近年わたくしは最初から近隣の小さな町を拠点にしている。(それも結構見つけられないで いつもぎりぎり)
駅裏から登山列車に乗って オーストリアとの国境をなすドイツの最高峰  Zugspitze (2963m) へ行くことが出来る。山頂へはオーストリア側からのケーブルカーも通じており、国境を跨いで1日エクスカーションを組むことも可能。

ジャンプ週間2試合目のガルミッシュから3試合目のインスブルックへの移動は前述の通り ドイツ・オーストリア国鉄を利用。1試合目のオーベルストドルフから2試合目ガルミッシュへの移動はオーベルストドルフの項を参照。

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ヨーロッパ  ドイツ  Oberstdorf [ オーベルストドルフ ]  自治体インフォメーション
  Oberstdorf (以下 「オーベルストドルフ」) の位置と概要
ドイツ最南奥部 オーストリアとの国境に近く、列車はここで終着となる場所。「空気のきれいな保養地」として リピーターが多いという。町の中心は自動車の進入を制限し 町内循環バスにはハイブリッド車を採用。大規模やチェーンのホテルはなく、家族経営のペンションや小規模なクア・ホテルがほとんどを占めている。町のツーリストインフォメーションが非常に良く機能しており、対応も丁寧でいつも感心させられる。

オーベルストドルフへの交通アクセス  ドイツ国鉄
ドイツ国鉄でミュンヒェン中央駅(Muenchen Hauptbahnhof)から オーベルストドルフ 行き直通で約2時間30分。直通は日中1時間〜2時間に1本だが途中駅で乗換えする列車も含めれば 日中1時間2本程度ある。終着駅なので この北の方向から来る列車で入る以外方法はない。駅舎は2001年末に新築。休日も営業のミニスーパー・コインロッカー・キオスクがあり便利。 ATMは駅前の銀行・郵便局内に設置されている。

ジャンプ台へのアクセス
ノーマル・ラージヒルへは国鉄駅から町の中心部を通り 徒歩で約20〜25分程度。
フライングヒルは国鉄駅から約4km強離れており、道も一部雪の積もった畑や森の中を歩くことになる。大会期間中は駅横のバス発着場からシャトルバスが随時運行されるので こちらが便利でお勧め。(有料・片道3マルク程度。ツーリストインフォメーションで買える、3日間または7日間周辺地域内鉄道・バス乗り放題の交通パスも有効。)

大会入場券の購入方法 (注;随時変更の可能性あり。要確認。)自治体インフォメーション ジャンプ週間公式ページ
ジャンプ週間の入場券はツーリストインフォメーションで販売。2001−02年チケットは9月中旬販売開始済。売切れ必至なので 自治体インフォのネットからメールで予約申し込みし、回答が来たら指定の銀行口座に送金する。(カード取扱いはなし)チケットは原則郵送だが、申し入れておけば当日の朝までにメインのツーリストインフォメーションの切符専用窓口で受け取ることが出来る。3つのカテゴリーがあり、1番目は台向かって右のイス席、2番目は左のスタンド上部(A)、3番目がその他の場所(スタンドB・ブレーキングトラック円周部)。公式練習も同様。2日間通し券あり、多少割引されている。ジャンプ自体が最も見やすいのはスタンドAだと思う。(以上、2000−01年の状況に現在確認できた2001−02の情報を加えた。)
2001年11月11日現在本戦の入場券は完売・これからの個人での入手は不可能

オーベルストドルフのいろいろ情報
ガルミッシュよりもさらに落ち着いた「保養地」といった印象のオーベルストドルフ。2000年末のツーリストインフォメーション発行の新聞によると、生涯50回目の滞在をしたオランダ人のお年寄りが町から表彰されていた。確かに町なかにおけるお年寄りツーリストの頻度は相当高い。ので(か どうかは解らないが)ケーキ屋さんカフェが多くある。駅前通りの店で売っている Oberstdorfer Krapfen (ご当地風ドーナッツ)は ドーナッツというよりも生クリームの詰まったシュークリームで、この数年何故か食べずには帰れなくなってきた。潰れ易い為お土産には出来ませんので 訪れた人だけその場でどうぞ。

ジャンプ週間2戦目のガルミッシュへはドイツ・オーストリア国鉄を利用して 2通りのルートから。

1) Oberstdorf→ Muenchen/Muenchen→ Garmisch-Partenkirchen 乗換え1〜3回 最短所要時間 4時間15分
 例 Oberstdorf 16h09 ―――――――――――――――――――――→ 18h34 Muenchen/19h00→20h26 Garmisch
 例 Oberstdorf 16h57→ 17h34 Immenstadt/17h38→ 18h37 Bochloe/18h41→ 19h31 Muenchen/20h00→ 21h21 Garmisch
2) Oberstdorf→ Kempten→ Reutte in Tirol (AUT)→ Garmisch-Partenkirchen 乗換え2〜3回 最短所要時間 3時間19分
 例 Oberstdorf 16h57→ 17h34 Immenstadt/17h38→ 17h54 Kempten/18h01→ 19h20 Reutte/19h28→ 20h35 Garmisch

上の3例はいずれも 2001年12月30日に行われる試合が15時に終了したと仮定して、ガルミッシュに当日中に到着する最終列車です。ただし、ガルミッシュより先(インスブルック方面)へは この時刻だと Mittenwald が終点となり、インスブルックへは行けません。(インス行き最終はミュンヒェン発18h00 ガルミッシュ発19h34 インス着21h00)この時刻表は2000-2001年冬版を基に作成しました。2001‐2002冬時刻表は9月30日から適用されますが 上記の路線はここ数年多少の時刻変更があっても 乗り継ぎ列車も同時に変更されてきています。ただし実際に乗車を検討される際は必ず 駅の切符売り場(または鉄道インフォメーション)で出発または到着希望時刻を言い、乗り継ぎ時刻表をプリントアウトしてもらって確かめてください。

2001年のようにオーベルストドルフ(12月30日)の翌日がガルミッシュでの公式練習・予選でないならば(=1日あいだが空いていれば)直通バスで行くことも可能。(月〜金は午前と午後1本ずつ 土日は午後1本のみ。所要は午前便が5時間10分 午後便が4時間15分。)

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ヨーロッパ  ドイツ  Oberhof [ オーバーホフ ]  自治体インフォメーション
  Oberhof (以下 「オーバーホフ」) の位置と概要
ドイツ南北のちょうど中間部、東西ではやや東(チェコ)寄り。Erfurt と Wuerzburg を結ぶ鉄道線上に位置する。「Thueringen (チューリンゲン) の森」のただなかにある、ちいさな高原リゾート地。ジャンプ台のほか ボブ・リュージュの国際大会クラスのコースがあり、一般向けに体験試乗も出来るという。周辺にはJena(イエナ) Weimar(ヴァイマール) Erfurt(エアフルト) Eisenach(アイゼナハ) と 耳に馴染みの深い歴史的な旧都があり、時間が許せば是非訪れることをお勧めする。

オーバーホフへの交通アクセス  ドイツ国鉄
ドイツ国鉄のローカル単線でエアフルトから約50分、日中1時間に1本程度。ヴュルツブルク中央駅からは途中の Schweinfurt 乗り換えで約2時間、日中2時間に1本程度。空港のある大都市からは Frankfurt am Main (フランクフルト)から Dresden/Berlin 方面行きに乗り エアフルトで乗り換え。ミュンヒェンからは Hamburg 方面行きに乗り ヴュルツブルクで乗り換え。こちらからのローカル線接続は非常に悪いので 遠回りをしてでも北のエアフルトから入っていく方が便利。
列車でのアクセスが不便なためか 車で訪れる人が多く、試合終了後町の周辺はかなり渋滞する。当日列車で移動するために駅へ向かうことは避けた方が無難。
駅の施設については 2回訪れているにも関わらず 何故か全く記憶が無い…

ジャンプ台へのアクセス
オーバーホフの国鉄駅から町までは遠く、必ずバス・タクシーを使うことになる。そしてジャンプ台は 町の中心から更に4km程(?と感じた) 針葉樹の深い森の中を歩いて行った先にある。試合当日は駅からのバスと 町のバス停発着の臨時シャトルバスが 町から少し先のパーキングまでは行くが、そこからあとは ひたすらに歩くのみ。一直線の道で変化に乏しく、天候に恵まれない時などかなり長く感じられる。途中にボブ・リュージュコースがある。

大会入場券の購入方法 (注;随時変更の可能性あり。要確認。)
試合当日に路上で切符売りの人から買う。前売りなし。カテゴリー分けなしの単一価格。公式練習無料。(1998年の状況)

オーバーホフのいろいろ情報
わたくしの記念すべきWC日本以外初観戦の地。ローカル線の車掌さんに訝しがられた。「オーバーホフで降りてどうすんだ?」「ジャンプのWCがあるんだよ!」「???選手の家族か?ドイツに住んでんのか?なんでまたこんな田舎にまで(外国人が)ジャンプなんて見に来るんだ?」当時は ヴァイスフロク が活躍中とは言っても 今ほどTV局の戦略的なプロモーションもなく、シュミットほどの国民的アイドル人気のある選手がいるわけでもなく、ましてそれまでのしばらくの間 日本人選手が連続して表彰台に上るようなこともなかったので 「よっぽどの物好き」に映ったらしい。段々と大掛かりな大会が多くなり、1998年を最後に(この時は強風による中止)WCが開かれていないが 2001年は夏にドイツ国内選手権大会が開催されるという。
それほど多くはない宿泊施設の中に 「Japan Hotel Sakura」という、プールではなく パブリックバスを備えた小ホテルがあるのが何とも不思議。どうも オーナーが超日本好きらしい。日本食レストランも併設。
2001年複合サマーグランプリ開催 (2001年8月24・25日)

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ヨーロッパ  ドイツ  Willingen [ ヴィリンゲン ]  自治体インフォメーション
  Willingen (以下 「ヴィリンゲン」) の位置と概要
ドイツ南北ではちょうど中央部 (緯度はオーバーホフに近い )、西寄り。Dortmund( ドルトムント)・Duesseldorf( デュッセルドルフ )・Koeln( ケルン )などの大都市に近いが ヴィリンゲン自体は「トーマスクック時刻表」の索引(掲載されている時刻表中に出てくる全駅名が載っている)に名前すらない、ジャンプがなければ一般の外国人旅行者には縁の無い土地だっただろう。(今でも「一般」旅行者は知らないか…)小さな市街地には坂が多く、また旧街道沿いだったのか 道は狭く曲がりくねっている。

ヴィリンゲンへの交通アクセス  ドイツ国鉄
ドイツ国鉄で Hagen(ハーゲン) から約1時間30分 土日を除く平日の日中1時間に1本。Kasse (カッセル) Wilhelmshoehe (ヴィルヘルムスヘーエ) 駅から 途中乗り換え接続列車を利用して約1時間20分、直通列車で約2時間30分 土日を除く平日の日中2時間に2本程度。カッセルのもうひとつの駅 Hauptbahnhof (ハウプトバーンホフ・中央駅) からは前述の直通列車しか利用できないので ヴィルヘルムスへーエ駅を利用すると良い。空港のある大都市からは フランクフルト から Hamburg 方面行きに超特急(ICE)で約1時間30分のカッセル・ヴィルヘルムスへーエ駅で乗り換え。ミュンヒェンからは同じくハンブルク行き路線で超特急利用約3時間。 ハーゲンへ向かうにはフランクフルトから約2時間50分、2時間に1本程度。試合当日は臨時列車も運行されるが とにかく列車でのアクセスは余り良い土地とは言えない。
必然的に駅舎は小さく設備も最小限。コインロッカーが6箱か9箱しかなかった。町のツーリストインフォメーションまで(駅から徒歩約10〜15分)なんとかたどり着けない限り、地図の表示も見あたらない。ただ ツーリストインフォは親切で機能的であることは付け加えておく。ATMはツーリストインフォ近くの銀行にある。

ジャンプ台へのアクセス
ヴィリンゲン駅から徒歩で45〜60分はかかる。駅からシャトルバスについては 看板は見かけたが実物は確認できず。ジャンプ会場近くに臨時列車用の駅があるが そこへ至る為の鉄道橋が老朽化し、補強工事の目途が立たず使用できないので臨時列車もすべてヴィリンゲン駅止まりとなる。以前ツーリストインフォメーションに宿泊確保を依頼し、近郊の小さな村に宿泊したが これらの集落からは地元バス会社によるシャトルバスの運行があった。往路の際、復路の待ち合わせ時間とバスのナンバーなどはしっかり確認しておかないと かなり不安。(とにかく夥しい数のバスが来ている。乗降車場に次々と入ってくる数百台のバスから目当ての1台を探す困難を想像してください。)

大会入場券の購入方法 (注;随時変更の可能性あり。要確認。)  2001−2002WC公式ページ
2001年9月20日より前売り開始済。開催が2002年なので価格はユーロ表示。電話受付に加えてオンライン受付もあるが 欧州内居住者を対象にしている。(プルダウンの送付先住所が欧州のみで日本の住所が打ち込めない。ただしツーリストインフォにメールで問い合わせをしたところ、申し込みが出来た。指定口座に代金を振込むと郵送してくれる。) ABCDEFの6ブロックに分かれ価格は3カテゴリー。通し券なし。(2001年8月25日現在)売切れ必至、早期予約が望ましい。ツーリストインフォメーションでWCパッケージ(宿泊+入場券)を販売する可能性あり。これが出たら最も便利なので お勧め。ただし2000年時は発売後1〜2週間で完売したので 早いアクションが必要。
2002年度はWCパッケージ(宿泊+入場券)なし。11月11日現在Cカテゴリー(イス席)はすでに完売。宿泊も近隣を含めフルブック状態。なお会場内で通用する通貨はユーロのみ。

ヴィリンゲンのいろいろ情報
1999‐2000年シーズン終了後 ジャンプ台と観戦エリアを大改修し、より多くの観客動員を図っているらしい。鉄道でのアクセスは非常に悪いが、何と言っても大都市圏に近く 今後の観客増が確実に見込めると踏んだのか。都市部のティーンエイジャー・ファン(女の子)が大挙してやって来て 会場内はまるでアイドルのコンサート並みの熱狂(彼女らの多くはジャンプ自体よりも選手の方ばかりを見ている。極端にはジャンプ台に背を向けている状況。)に、選手をガードする屈強なセキュリティサービスパーソンというものをここで初めて目撃した次第。やれやれ。
そんな訳で改修後の2000‐2001シーズンはパスしたが 2001‐2002には(おそるおそる)行って 改修後の様子を確かめて来ようと考えている。こんなにマイナス要素を連ねてしまったけれども、どなたかチャレンジャーはいらっしゃいますか?

【2002年度の新情報】
会場改修の結果、地面も雪が溶けても田んぼ状態にはならなくなった。ここで観戦すると決めたら絶対に指定席を3日分購入すべし、の感を強くした。普通の立ち見カテゴリーは朝7〜8時台の山手線の様相を呈しており、まともにジャンプを見ることは不可能に近い。それでも、と言うのだったら 朝5時には会場に着いていなければ 前列には立てまい。(注;真っ暗闇)

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ヨーロッパ  ドイツ  Neustadt [ ノイシュタット ]  自治体インフォメーション
  Neustadt (以下 「ノイシュタット」) の位置と概要
ドイツ南部、スイス・フランス国境に近い Schwarzwald (シュヴァルツヴァルト・黒い森)地方の小都市。スイスの Basel と Zuerich を底辺とした正三角形の頂点あたりに位置する。周辺の知名度のある目印都市は ドイツ最古の大学のある Freiburg(フライブルク)。列車で6分ほどの隣り町 Titisee ( ティティゼー )の方が 保養地としての知名度が高いらしく、ツーリストインフォのURL はティティゼー になっている。行政区分は別らしいが 周辺各自治体が共同で観光プロモーションを行っているようだ。「ノイシュタット」=[ 新しい町 ] の名がドイツ語圏ではありふれているからかもしれない。町のHPによれば13世紀に遡ることの出来る歴史があるというのだが。

ノイシュタットへの交通アクセス  ドイツ国鉄
ドイツ国鉄およびローカル鉄道(線路は同じ)でフライブルクからティティゼーまで約40分、ノイシュタットまで約45分 日中1時間に1本程度。空港のある大都市からは フランクフルト からバーセル行き超特急(ICE)でフライブルクまで約2時間10分 日中1時間に1本。ほかスイスのチューリヒ空港からバーゼルを経由して行く場合、フライブルクまでは理論上の最短所要時間は2時間を切る。
試合当日はフライブルクとの間に臨時列車が増発される。なお 前売り入場券を持っている場合は フライブルク〜ノイシュタット間の列車代は無料となる。

ジャンプ台へのアクセス
地図で見るとノイシュタット駅の南側の町外れにかすかにジャンプ台らしきマークが見える。距離は2km以内程度か?駅を出てからそこここに「 zur Schanze 」(ジャンプ台へ)という誘導看板・横断幕があるので迷うことはないはず。途中からチケットのカテゴリー(色)によって道を分けているので 表示に従って進めば良い。

大会入場券の購入方法 (注;随時変更の可能性あり。要確認。)  2002−2003WC公式ページ
2002−2003シーズンはツーリストインフォメーションからと オンラインチケット業者からの2通りの購入が可能だが オンライン予約(→ 大会公式ページより ) は2002年9月20日現在未発売。 ツーリストインフォでは電話・FAX・Eメールによる申し込みを受け付けている。支払方法は日本からは銀行振込のみとなる。チケットは郵送(郵送料込み)。公式練習日(12月13日 11ユーロ)・試合日(12月14・15日 各19ユーロ)ともカテゴリー分けなしの単一価格。3日間の通し券あり(34ユーロ)。
2001−2002シーズンの時はオンライン予約ではカード支払い可( Visa / Master )だったので 日本居住者はこちらの方が便利だろう。チケットは日本の住所宛てに国際書留で試合日の1ヶ月ほど前に送られて来た。

ノイシュタットのいろいろ情報
2001−2002シーズンに初めてWCを開催した シュミット・ハンナヴァルトのお膝元地方。地元ツーリストインフォメーション・大会組織委員会のオーガニゼーションの素晴らしさは特筆すべきものだった。完璧に近い準備体制に 後発開催地の、この競技に賭ける熱意をひしひしと感じた。出来ればまた観戦に行きたい場所となった。

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ヨーロッパ  ドイツ  【参考】Hinterzarten [ ヒンターツァルテン]  自治体インフォメーション
  Hinterzarten (以下 「ヒンターツァルテン」) の位置と概要
前出のノイシュタット−ティティゼーのまさに隣町。日本で言えば 白馬の八方と栂池あたりに国際試合仕様の台があるようなものか?その距離わずか数キロ離れているに過ぎず、鉄道でティティゼーまでは4分ほど。(ヒンターツァルテンの方が一駅分フライブルク寄り)毎年サマーグランプリの開幕戦がここで行われている。ドイツジャンプチームの本拠地。

ヒンターツァルテンへの交通アクセス  ドイツ国鉄
上記のノイシュタットと同様。フライブルクからはバスの便もあるとのこと。

ジャンプ台へのアクセス
地図上では国鉄駅から台入り口まで600〜700mほど。

大会入場券の購入方法 (注;随時変更の可能性あり。要確認。)  2002サマーグランプリ公式ページ
公式ページ上の購入方法案内によると 書面・電話などでツーリストインフォメーションに申し込みの上、代金を送付するように案内されている。毎年早々に完売しているので 早期予約必須と思われる。オンライン受付はチケット業者取り扱い。ただし国外申し込みは想定していないようで チケット受け取り方は不明。VIP席のほかに 3カテゴリーあり、公式練習日を含めた3日間通し券あり。(2002年5月30日時点での情報。2002年は5月初めから販売を開始し、10日間以内にVIP席および指定席券は公式練習日を除いて完売。立ち見の2カテゴリーは残券あり。)

ヒンターツァルテンのいろいろ情報
ドイツチームの本拠地のバッケンレコードが葛西選手というのが ちょっとうれしい。

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ヨーロッパ  オーストリア  Innsbruck [ インスブルック ]   自治体インフォメーション
  Innsbruck (以下 「インスブルック」) の位置と概要
オーストリア西部、チロル地方の中心地。国土の南北にもっとも狭いところにあたり、列車で北へ55分でドイツ 南へ40分程でイタリア領内に入ってしまう。過去2度の冬季オリンピック開催地となったこの地を 豊かな歴史と自然の宝庫への美しい玄関口と言っても過言ではない。路面電車が走る街の中心街、Maria Theresia Strasse (マリア・テレジア通り) に立てば 道のすぐ先にはもう 雪を戴いた山々が真っ青な冬の空を背景に聳え立ち、きらめく陽光を下界に反射させているのを目前にすると アルプスの町に来たのだ、とその度に新たな実感が胸に迫る。オーストリア製品でもっとも有名なもののひとつ、スワロフスキー社のクリスタル・ワールド(博物館兼本社工場)が近郊の町にあり、インスの旧市街には直営店もある。WC開催地のうちではノルウェイの首都であるオスロに次ぐ、賑わいのある都会(と言っても 街の規模は比べようもなく小さいが)。

インスブルックへの交通アクセス  オーストリア国鉄
オーストリア国鉄の幹線 ウィーン・ザルツブルク・インスブルックを結びスイスに抜ける路線上にある為 アクセスは簡単だが ウィーンからだと最速で5時間5分かかる。日中直通列車が約2時間に1本 計7本、夜行列車は1日3本で所要約5時間15分〜7時間。ザルツブルクからは所要約2時間 日中約2時間に1本で計8本、ほかの遠回りルートをとれば本数は1.5倍ほどある。インスブルックには空港があるので ウィーンから国内便乗り継ぎの方が楽に入れる。
駅は大規模な改築(段階的に全面的な新築)工事を行っており、構内設備は刻々と状況が変わっているものと思われる。(以前の駅構内にはコインロッカー・有人の荷物預かり所・パン屋・キオスク・宿泊関係中心の観光案内所・両替所・鉄道案内所・無料トイレ・レストランなどがあった。) ATMは駅前の銀行にある。

ジャンプ台へのアクセス
国鉄駅または街の中心地から徒歩で約20〜30分、 Berg Isel(ベルクイーゼル)の麓までは路面電車の利用も可能。2001年3月にオリンピックの舞台となった思い出深い旧シャンツェを爆破・取り壊しし、現在 同所に2001年末の完工を目指して工事中とのことだが、新しく建設される台についての公式な情報や発表が見つからない。果たして2002年1月3日・4日のジャンプ週間に間に合わせることが出来るのか?(もちろん 間に合って欲しい。がこの国の工事と言ったら「遅い」の一言なので…)

【2002年の新着情報】
新年のジャンプにはやはりすべての工事を終えることが出来ず、タワークレーンをオーストリアスキー連盟の幕で隠しての大会開催となった。その後 工事を続行し、サマー装備も施して いよいよ2002年夏のグランプリで真のお披露目となる予定。

大会入場券の購入方法 (注;随時変更の可能性あり。要確認。)  ジャンプ週間公式ページ
2000‐2001シーズンは前季に起きたスノーボード大会での死亡事故の影響で 入場者数を制限する=35,000枚しか入場券を販売しない、という話があったが どうも通常通りに販売していたように見受けられた。以前はツーリストインフォのチケットカウンターで前売りを行っていたが 昨季は事前にメールで予約した分のみを取り扱っていた。公式練習と試合の当日券は 会場付近のポイントポイントに立っている切符売りの人からと 入り口前のチケット販売簡易ブースで購入出来ていた。カテゴリー分けなしの単一価格、2日間通し券なし。スタートリストも入場前にしか購入出来ない。ジャンプ台新築とともに(大会スポンサーが変わる度に、とも言える)チケットの販売方法・価格も変わる可能性があり、今後もウォッチが必要。 

インスブルックのいろいろ情報
街は小さいので主な観光個所は徒歩でまわれる。時間に余裕があれば郊外行き路面電車やバスで近くの村に出掛けるのも良いし、スキーをするにもレンタルで簡単に出来る。マリア・テレジア通りの向こうに見えていた Nordkette (ノルトケッテ)連峰にもケーブルカーですぐに登れる。
オーストリアは1月6日が祭日(3聖王祭=街なかで扮装した3人一組の子供達のグループにいくつも出会うはず)のため ジャンプ週間の時期のホテルは正月休みの延長で予約が取りづらく値段も高い。早めのアクションが必要。

ジャンプ週間2戦目のガルミッシュからインスブルックまではドイツ・オーストリア国鉄で約1時間30分 日中1時間に1本程度 1日計11本。車窓風景もきれいなので寝ないで見てください。

ジャンプ週間4戦目のビショフスホーフェンへはオーストリア国鉄で直通列車があり 所要約2時間30分、2時間に1本。またはザルツブルク(約2時間)まで行ってから乗り換えてビショフスホーフェンまで約40〜60分。後者の乗り継ぎ便は本数が多いので直通よりも却って便利であることが多い。

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ヨーロッパ  オーストリア  Bischofshofen [ ビショフスホーフェン ]   自治体インフォメーション
  Bischofshofen (以下 「ビショフスホーフェン」) の位置と概要
オーストリアの地図を見て 西に向かってちょうど「くびれ」が始まるあたりの中ほどに位置し、ザルツブルクの下(南)55km。東西南北を行き交う国内・国際列車の交差する地点であり、古くから交通の要所であったという。町の規模としては大変小さく、ジャンプ週間中も宿泊は選手や関係者が泊まるといっぱいになってしまう程度のベッド数しかない。1本の街道沿いに商店が並び その周辺のみが商業地域で、歩いてすぐのところにあるジャンプ台の周りはすでに牧草地である。

ビショフスホーフェンへの交通アクセス  オーストリア国鉄
オーストリア国鉄でザルツブルクから40〜60分程、1時間に1〜2本以上 朝と夕方は本数が多い。ウィーンから(まで)は ウィーン西駅( Wien Westbahnhof ) 利用ザルツブルク乗換えで最短4時間弱、 ウィーン南駅 ( Wien Suedbahnhof ) 利用で途中1〜2回乗り換えで最短5時間弱かかる。後者は本数に限りがあるのでビショフスホーフェンでの観戦時にはあまり実用的とは言えないだろう。
また 周辺地域に宿泊した場合は 各駅停車の列車の本数が極端に少なく また平日は運行されるバス便も土日は運休になる(=学校が休みなので)ため、ザルツブルクに宿泊した場合よりもかえって不便になることもある。
駅構内は2001年当時改装工事中だったが、コインロッカー・有人荷物預かり所・無料トイレ・レストランなどあり。ATMは駅を出てすぐの街道沿いの銀行にある。

ジャンプ台へのアクセス
国鉄駅から徒歩20分程。駅周辺からジャンプ台はまったく見えていないが 距離は意外と近い。夏は牧草地になっている場所をどんどん登っていくのと ちゃんとした道路を歩いていくのと 好きな方をどうぞ。会場内ブレーキングトラックの左右は行き来が出来ない(メディア専用の場所になっている為)ので 入場時に向かって左から入るか 右から入るか決めておかないと場所の移動が面倒。一旦出場してからの再入場は可能。右がひな壇状、左が平地の観客スペースになっている。

大会入場券の購入方法 (注;随時変更の可能性あり。要確認。)  ジャンプ週間公式ページ
2001-2002シーズンまで前売りは現地ツーリストインフォメーションにての販売のみ。公式練習日も含めて当日券はジャンプ台に歩いて行く途中で販売している。(スタートリストも同様 会場内では販売無し。)カテゴリー分けなしの単一価格。一般向け2日間通し券なし。(2001-2002の状況)

ビショフスホーフェンのいろいろ情報
ジャンプ週間最終戦は毎年1月6日の祭日(カトリック)に開催される為、日帰りでやって来る若者グループ(男性)が多く 列車内ですでに酒盛りをしており 試合開始時には泥酔したり攻撃的になっている輩をそこここで見かける。口喧嘩だけに留まらず 血を見ることも多々あるので 危なそうな集団からはなるべく早めに、そーっと離れることをお勧めする。残念ながら 今までに訪れたすべてのジャンプ会場の中で最も観客のガラが悪い場所、と断言出来る。

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ヨーロッパ  オーストリア  Villach [ フィラッハ ]   自治体インフォメーション
  Villach (以下 「フィラッハ」) の位置と概要
オーストリア東西のほぼ真ん中の南端、スロヴェニアとイタリアとの3国国境にほど近く、高速道路をしばらく走りつづけると気付かずにそのままイタリアに入ってしまうような位置。駅前はただの田舎の小都市という印象しかないが(失礼)、旧市街は歩行者天国の表通りから1本入った細い裏道などをうろうろすると面白い。町外れのジャンプ台近くには温泉施設もある。オーストリアからスロヴェニア・プラニッツァに入る際は必ずここの駅を通って行くことになる。

フィラッハへの交通アクセス  オーストリア国鉄
オーストリア国鉄でウィーン南駅 ( Suedbahnhof )から直通列車で約4時間30分、夜行列車を含めて1日に11本 日中は2時間に1本。途中1〜2回の乗り換え接続便を利用すればさらに5本あり、所要時間は約5時間30分。
またはオーストリア航空・チロリアン航空国内便を利用して ウィーンから Klagenfurt ( クラーゲンフルト )まで飛び(50分程度)、国鉄でフィラッハまでの約40kmを各駅停車で約40分で到着する。
駅舎は近年改築されたばかりで近代的。構内にはコインロッカー・各種売店・カフェレストラン・(多分)有料トイレなどがあり、ATMはなかったと記憶する。(駅前通りにあり) 待合室はガラス張りできれいだが浮浪者と酔っ払いが朝から晩まで居て 入るのはためらわれる。

ジャンプ台へのアクセス
国鉄フィラッハ中央駅からは4〜5km(?)くらい離れているが、通常の路線バスなどはない。市内のもうひとつの駅フィラッハ西駅のほうが1kmほど近いが、この駅にはスロヴェニア国境方面へ行く、平日1日5本運行の各駅列車しか停車しないので利用価値は低い。試合当日のみ、駅前と市中のバスターミナルからシャトルバスの運行を行うようだが 事前のインフォが得難く利用したことはない。観客のほとんどが自家用車で来ていたようだった。(幹線道路沿いと言うロケーションに加え、ジャンプ台近くに広い駐車場がある。)

大会入場券の購入方法 (注;随時変更の可能性あり。要確認。)
前売り券は大会スポンサーである市内のマクドナルドのカウンターで購入可能。公式練習は無料、試合当日は会場入り口で。カテゴリー分けなしの単一価格。(1999年の状況)

フィラッハのいろいろ情報
これといって観光的に観るものもなく、特徴の無い町に感じられるが プラニッツァ行きを含めるといったい何回この町を訪れたことだろう。かつてのオーストリア人の同僚の殆どが行ったことがないというのに…最近のWCでは数少ないノーマルヒルの試合開催地となったが、この台で連続優勝をしたことも手伝って 場内アナウンスではとりわけ「ハラダ〜」のコールが大きい。大会チラシにも「別名"ハラダのシャンツェ"」と書かれていた。昨季(2000-2001)はサマーグランプリの開催のみだったので 2001−2002シーズンはWC唯一のNHとしてまた楽しみである。(雪が降りさえすれば…)

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ヨーロッパ  オーストリア  Ramsau [ ラムサウ ]   自治体インフォメーション
  Ramsau (以下 「ラムサウ」) の位置と概要
前出のビショフスホーフェンの東約40km強の所に位置する、WCアルペン・男子ダウンヒルの開催地 Schladming (シュラトミング) から山に入り、登り切った高原地帯にラムサウはある。地図ではザルツブルクから行けば近そうに見えるが、ここにはDachstein (ダッハシュタイン) という山塊が聳え立っているため 道路も通じていない。この地形のためか 早い時期から雪が降り 遅くまで残ることに加えて 氷河上でのトレーニングも可能なので オーストリア・日本を始めとした各国のノルディックスキーチームが合宿地としているようだ。1999年のノルディックスキー世界選手権の記憶もまだ新しいところ。

ラムサウへの交通アクセス  オーストリア国鉄
オーストリア国鉄でビショフスホーフェンからシュラトミングまで約40分 1日に16本ほど(1時間に1本、などの定時運行でない)。ウィーン南駅からは途中1〜3回乗り換えで最短で約4時間。シュラトミングからラムサウまでは7km、駅前のバス停から路線バスで20〜30分ほど。列車到着時間に合わせて運行されているので 待ち時間はそれほどなく乗れる。
駅舎は大変小さく、土・日は閉まる切符の窓口くらいしかない。駅前もバス停のみで シュラトミングの町なかまでは徒歩で10〜15分程度。ラムサウの集落中心地はツーリストインフォメーションのあたりで ATMもここにある。

ジャンプ台へのアクセス
中心であるツーリストインフォメーションから徒歩で7・8分。ラムサウ到着前にバスの車中から左手にジャンプ台が見えているので迷うことは絶対にない。

大会入場券の購入方法 (注;随時変更の可能性あり。要確認。)
前売り券はツーリストインフォメーションで販売。前回WC開催時は1998年1月で翌年の世界選手権のプレ大会だったため、公式練習は有料で 同日に行われるすべての競技を観戦できる1日券であった。通常のWC公式練習が有料・無料のいずれなのかは不明。当日券はジャンプ場入り口で購入出来ると思われる。(1998年の状況)

ラムサウのいろいろ情報
2000−2001シーズンは 「ラムサウ、お前までもか!」 と言いたくなるほどのヨーロッパ雪不足で 世界選手権開催以来となるはずだったWCを中止せざるを得なかったのは残念。この時、事前にツーリストインフォメーションに宿泊の問い合わせをしただけだったのに わざわざ「試合は中止になりました。またの機会に是非ラムサウに来てください。」というメールが入り、感心するばかり。こんなにも素晴らしい対応のツーリストインフォメーションはほかに知らない。絶対行くよ!(と 現金な自分。)
さて 入り口の町シュラトミングには地ビール工場がある。オーストリアは各地でワインの製造が盛んだが 実は地ビールもいろいろな所で作っているのだ。大手のビール会社(大手ですら全国区ブランドではない)以外のこういった地ビールは 周辺地域以外には決して流通しないので、ラムサウにお泊りの節は是非お試しを。
2001年複合サマーグランプリ開催予定 (2001年9月1・2日)

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ヨーロッパ  オーストリア  Bad Mitterndorf [ バート ミッテルンドルフ ]   自治体インフォメーション
  Bad Mitterndorf (以下 「バート ミッテルンドルフ」) の位置と概要
ザルツブルクの東側に風光明媚な湖水地帯として名高い ザルツカンマーグート地方がある。(行政区分上の名称ではなく、3つの州にかけて広がっている地方を指す。)その東南端のあたりにバートミッテルンドルフは位置している。「バート」はバス=お風呂で この名称がついている地は温泉(冷泉・鉱泉も含む)が湧出しているところ。周辺の有名な温泉保養地には Bad Ischl (バート イシュル)があるので 地図で探すときはここを目印にすると良い。(イシュルよりも50kmほど南。普通の地図でミッテルンドルフの名は出ていないのでは?)ただし ややこしいのだがフライング台があるところは Tauplitz (タウプリッツ)と言い、バートミッテルンドルフの町からは5kmほど更に南下したところなのだ。このタウプリッツの Kulm ( クルム=通常は「山頂」の意で使われる ) にフライング台があり、ここにはそれ以外はほとんど何もないので FISのカレンダーなどには Tauplitz - Bad Mitterndorf と地名を併記してあるのだろう。

バートミッテルンドルフ・タウプリッツへの交通アクセス  オーストリア国鉄
オーストリア国鉄でウィーン西駅 (Wien Westbahbhof )から1日に1本だけある直通列車でタウプリッツまで5時間19分(08h20/13h39)。途中 Attnang-Puchheim 乗換えで所要約5時間 1日9本程度。ウィーン南駅 ( Wien Suedbahnhof )からは途中2回乗換えで所要最短約4時間、最長5時間10分 1日9〜10本程度。周辺は鉄道よりもバスの方が頻繁に走っているので近郊の村・町に宿泊しても 比較的楽に観戦は出来ると思う。(近郊と言ってもバートイシュルまでの間にとどめた方が良い。それ以上遠くなるとバスも数回乗り継ぎが必要になる。)
なお 試合開催時に臨時停車する Schiflugschanze Tauplitz (シーフルクシャンツェ・タウプリッツ)の駅はプラットホームがあるだけの無人駅なので 列車の切符は往復で購入していくこと。この周辺地域内に宿泊しているのなら 乗車キロ数に応じて値段が決まる、往復乗車券よりも安い一日乗車券(Tageskarte)があるので あらかじめこれを購入すると良い。無人駅が多い為か、列車内で車掌さんから切符を購入しても割増料金ではないようだ。バートミッテルンドルフには薄いピンク色のかわいい駅舎があるが、切符の窓口があるだけ。また、前回WCフライング大会開催時は周辺地域へのバスがかなり頻繁に増発され、域内有効のバス1日乗車券を車内で販売していたので 利用価値大。どちらもコインロッカー・ATMなどは駅周辺にないので 荷物はまず宿に、お金はあらかじめ準備して行かなくてはならない。

ジャンプ台へのアクセス
シーフルクシャンツェ・タウプリッツに着いたらフライング台しか見当たらない。公式練習日でここに列車が停車しない時はタウプリッツ駅で下車することになり、山を目指して歩くと15〜20分ほどだったと思う。

大会入場券の購入方法
前売り券の販売はチケット販売会社に委託、予約OKの回答に振込先の銀行口座などが指定されてくる。切符は郵送。VIP席と一般席の2カテゴリー。VIP席はブレーキングトラック正面の指定席、VIPテントでの飲食などが含まれているもので誰でも購入することは可能。(必要とは思わないが) 公式練習も有料。期間中の通し券なし。(パッケージで申し込んでも値段は単純加算でチケットも1日1枚)(2000年WC開催時の情報)

バートミッテルンドルフ・タウプリッツのいろいろ情報
観客スペースが平地のため、早めに行って前列に陣取らないとまったく前が見えない状況になる。ただでさえケシ粒のように小さくしか見えないフライング、どこかの会場で大倉山みたいな台の横の観客スペースを作ってくれないもんだろうか。
2000年の大会の時 上で述べた周辺地域を走る路線バスを活用していた。ある日の帰り 臨時増発バスが来たので いつものように運転手さんに「こんちわ〜」と言いながら1日乗車券を見せた。顔を合わせたとたんお互いに「!?」 誰だったっけ?席に着いてから突然思い出した!1999年のラムサウ世界選手権の時に2〜3回乗せてもらい話をした運転手さんだった。
世のなか狭いもんだ…というお話でした。
さてバートイシュル、というと温泉のほかにもっと有名なものがあるのをご存知ですか?
それは 最近日本でも販売されている「塩」。自然食料品店や輸入食材店などで売っているこのバードイシュルの塩、オーストリアではほとんどどこのスーパーでも売っています。現地でも他の産地の塩よりもやや高めの値段ですが 大したことありません。(筒状の紙パック1本で200円しないはず)タイプも普通の「クリスタル塩」(青)と「ハーブ入り塩」(緑)があります。そもそもこの辺りにつけられた地名の「ザルツ」=「塩」なのですから これ以上の特産品はないでしょう。今はこんなに高い山に囲まれた所が太古の昔 海の底だったとは…と 塩の筒を握り締めて浸ってみたりする…?

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ヨーロッパ  オーストリア  【参考】Stams [ シュタムス ]   自治体インフォメーション
  Stams (以下 「シュタムス」) の位置と概要
インスブルックよりさらに西へ35km、通常の日本のガイドブックに添付された地図には絶対に名前は載っていないだろう。

シュタムスへの交通アクセス  オーストリア国鉄
オーストリア国鉄でインスブルックから各駅停車の列車を利用し35分ほど、日中30〜60分に1本ある。

ジャンプ台へのアクセス < 確認出来ず ・村の紹介写真では教会の後ろ山にジャンプ台が…>

大会入場券の購入方法 < 確認出来ず >

シュタムスのいろいろ情報
オーストリアのサーバーでシュタムスを検索すると 私立学校がいくつか出て来る。オーストリアスキー連盟のスキーギムナジウムもあることだし、環境の良いところでお勉強漬けの日々をということなんだろうか。(逃げ出しても周囲は山ばかり…)

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ヨーロッパ  イタリア  Predazzo [ プレダッツォ ]   広域自治体インフォメーション
  Predazzo (以下 「プレダッツォ」) の位置と概要
オーストリアのインスブルックから南に下り、国境のブレンナー峠を過ぎるとイタリア北東部の山岳地帯に入る。この美しくも険しいイタリアアルプス、Doromiti (ドロミテ)山塊の中に 極々小さな町プレダッツォはある。このあたり一帯で有名な地名といえば何と言っても Cortina d'Ampezzo (コルティナ ダンペッツォ)だろう。地図でコルティナダンペッツォを見つけられたら、その地点と 西(左)側にある比較的大きな国鉄駅の Trento (トレント)を線で結んだとしてちょうど中間当たりにある、と言ったらいいだろうか。よほど詳しい地図でなければ「プレダッツォ」の名は見つけられない。プレダッツォがある谷の名前が Val di Fiemme (ヴァルディフィエンメ=フィエンメ谷)で、2003年ノルディックスキー世界選手権の開催地名となっている。

プレダッツォへの交通アクセス  イタリア国鉄   ▼トレンティーノ州のバス(トレントからの時刻表のみ)
フィエンメ谷に入る基点となる国鉄駅は Bolzano (ボルツァーノ・独表記 Bozen ボーツェン )と Trento (トレント・独表記 Trient トリエント)。ここからはバスのみが交通の手段となる。プレダッツォへはボルツァーノからの方がバスの本数が多く便利。ボルツァーノ国鉄駅からバスターミナルまでは500m位か。徒歩で10分とはかからない。ボルツァーノ駅構内にはATMがあるのでバスターミナルに行く前にお金を準備しておく。
ボルツァーノからプレダッツォ行きのバスはまず周辺の各地を廻ってから山に入っていく。全行程約2時間ほどかかる長い道のりだ。バスはプレダッツォで終着となる。(トレント発のバスは所要1時間30分ほど、プレダッツォが終点ではなくもっと先まで行く。)プレダッツォのバスターミナルから町の中心にあるツーリストインフォメーションまでは徒歩で5分とかからないが、ターミナルの出口が判り難いので人に尋ねた方が良いかもしれない。(Centro = チェントロ = センター、で通じると思う…)
バスの乗車券は往復では買えない。そして何故か行きと帰りで金額が違う。また大きな荷物(旅行かばんなど)は荷物料金が必要な場合もある。
かなりアクセスが面倒だが、冬は道中の山の景色が美しく感動的。

ジャンプ台へのアクセス
プレダッツォの町からジャンプ台のある場所まで3〜4kmあるが 公共交通手段はない。タクシーを呼ぶか歩くしかないのだ。谷あいを抜ける国道沿いにジャンプ台があるため、徒歩の場合は かっとばしているスキー客の自家用車や長距離トラックに十分注意しながら歩かなくてはならない。なぜならほとんどの部分に歩道はなく、街灯もないのだ。そしてここではいつもナイターで試合が行われている…おまけに観戦に来ている人は数えるほどで(それもスキーに来たついでにちょっと立ち寄ってみただけ)彼らは車で来ているゆえ 真っ暗な帰り道を歩いている者など自分のほかに誰もいないのだ。これは結構コワイ。

大会入場券の購入方法  2003世界選手権大会公式ページ参考リンク(2001年6月現在まだ見るべき情報はない)
いままで入場料が必要だったことはなかった(!)が、世界選手権に向けて今後は恐らく有料になるのだろう。

プレダッツォのいろいろ情報
どうしてイタリアの事を説明するのにドイツ語が出て来るのだ、と変に感じるかもしれない。かつてこのイタリアアルプス地方の北西側はバイエルン王国の一部であったり、オーストリア帝国の一部であった歴史があり 町によっては大半の人が日常で使うのはドイツ語であったりするのだ。そのために町の名前や道路案内板はイタリア語・ドイツ語の2重表記がされているという 特殊な事情がある。歴史的事情も手伝ってかどうかは知らないが、訪れる観光客もドイツ語圏の人間が多いらしく ホテルや観光関係の印刷物はイタリア語と英語ではなくドイツ語が使われている。ただし、プレダッツォはイタリア語使いの町だ。この言葉の分布の分岐点がどこなのか はっきりとしたことはわたくしには解らない。
1991年に続いてこの地で再びノルディックスキー世界選手権が開催されるのは2003年2月。もう2年を切っているのだが、前回と比べて遥かに大掛かりになっている大会をさばききれる能力を備えたインフラストラクチャーの整備が問題だと思う。

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ヨーロッパ  スイス  Engelberg [ エンゲルベルク ]   自治体インフォメーション
  Engelberg (以下 「エンゲルベルク」) の位置と概要
その狭い国土のうちに 訪れた誰もが感嘆する景勝地に恵まれた 「世界の観光地」スイス。綺羅星のように並ぶ地名の中で 「エンゲルベルク」の名に親しんでいるのはジャンプか距離競技の好きな人なのだろう。位置的にはスイスの地図を大雑把に東西南北に分けた、ちょうどど真ん中に近い。ゲートシティとなるのは州都 Luzern (ルツェルン)、大きな湖に面し周辺を山に囲まれた小さな しかし歴史のある古都だ。ここから気軽に行ける山々のうちのひとつに目指すエンゲルベルクはある。

エンゲルベルクへの交通アクセス  スイス国鉄
スイス国鉄ルツェルン駅の一番奥のホームには いつもかわいらしい真っ赤な車体の小さな列車が止まっている。この LSE( Luzern-Stans-Ebgelberg)鉄道は私鉄だが、切符を購入する際は国鉄と続けて一枚の切符で良い。ナロウゲージ(狭軌)の小さな車体の下には歯車が組み込まれており、エンゲルベルク到着前に立ちはだかる数キロの急勾配をよいしょよいしょ、と登って行く登山鉄道である。ルツェルンからは直行便で40分(08h00/09h00/10h00発)各駅停車で58分。朝夕は1時間に2本 日中1時間に1本(毎時14分発)の運行。
ルツェルンへはスイス国鉄でチューリヒ中央駅(Zuerich Hauptbahnhof)から50分、1時間に2本で毎時01分・35分発。中央駅からわずか6kmしか離れていないチューリヒ空港駅(Zuerich Flughafen)からは1時間に1本(毎時33分発)の直通列車を利用するか、1時間に7本ある列車で中央駅へ出て乗り換えても良い。
エンゲルベルク駅にはコインロッカー・トイレ・郵便局・キオスク・鉄道案内がある。ATMは郵便局か駅近くの銀行で。

ジャンプ台へのアクセス
駅についたら右手に出ると5分でジャンプ台に到着。もっとも台へのアクセスが簡単な所だろう。すでに山の上に来ている訳で台まで行くのに登りもなく楽々。

大会入場券の購入方法。   2001‐2002WC公式ページ
前売りはなし。当日はジャンプ台入り口に切符販売小屋が出る。スタートリストもここで無料でもらえる。カテゴリーは一般人が買えないVIP(招待)席と一般席なので 実質はモノカテゴリー。期間中の通し券なし。公式練習日は入場無料でVIP席にも入れる。(1999年の状況)

エンゲルベルクのいろいろ情報
広大なゲレンデはないが 総延長距離は結構なものになるスキーはすぐその辺で楽しめるし スノーボードは100%滑走OK、スクールのレッスンも豊富にある。町内を走る循環スキーバスは無料。以前町がスイス航空・スイス政府観光局とタイアップで「知られざるスキーリゾート」のようなプロモーションを行ったせいもあってか、ツーリストインフォメーションのパンフレットには一部日本語のものもある。(ただし町で日本語が通じるというわけではない。) 公式練習が早く終わった日など 近くの丘を巡るハイキングコースを歩いてまわり、違った角度からジャンプ台を見るのも一興。(積雪の少ない時に、です。)
宿泊したら是非スイスのワインを試してみて欲しい。国土が狭く生産量が少ないので 作ってもそのほとんどすべてを国内で消費してしまうスイスワイン。ローザンヌ近郊・レマン湖沿いの小さい村で作られる Dezaley (地区名=銘柄 白)や 2006年冬季オリンピック招致で負けてしまった Sion(シオン)の近くで作られる赤の Dole (ぶどうの品種名)など 結構いけます。
オーストリアのワインと同じように貯蔵しておいてゆっくり熟成するのを待つタイプではないので お土産に買って帰ったら程よい時期に飲んでしまいましょう。一緒にEmmentaler (エメンタール)や Appenzeller (アッペンツェル)のチーズと Buendner Fleisch (ビュントナーフライシュ・生干しの牛肉) デザートには Engadiner Nusstorte (エンガディーナー・ヌストルテ・胡桃の詰まった日保ちする硬いクッキーのようなケーキ)なんかも如何でしょう。(観光局か)

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ヨーロッパ  フランス  Chamonix [ シャモニー ]   自治体インフォメーション
  Chamonix (以下 「シャモニー」) の位置と概要
世界中の人に「アルプスと言えば?」と尋ねたら きっと一番多い回答は「モンブラン」なのではないだろうか。アルピニズムの高まりと共に 多くの登山家の挑戦を受け入れ 時にその美しい響きを持つ名に反して 山靴の跡を残されることを激しく拒絶してきた山の懐に抱かれた町がシャモニー。フランス・ポスター美術の名品にアールデコ期の「シャモニー・モンブラン」観光誘致ポスターが数多くあることからも 長い歴史を持つヨーロッパ有数の山のリゾート地であることが解る。フランスの国土がスイス・レマン湖南側に張り出した部分の中ほどに位置し、スイス・イタリアとの国境まで程近い地点でもある。
これほどの観光地であるにも関わらず 俗化・陳腐化していないことにも感心する。

シャモニーへの交通アクセス  フランス国鉄
フランスの中でありながら 交通の便が良好なのはスイスから入るルート。Geneve (ジュネーヴ)から定期バスで行くのが最も簡単で所要時間も最短。空港及びジュネーヴ市内長距離バスターミナル (Gare Routiere)を経由してシャモニーの国鉄駅前まで約2時間。季節・曜日により運行本数は変わるが 最低1日2本はある。
パリからは冬季の土・日などにはスキー客輸送の為の直通TGVや夜行列車なども運行されるが スケジュール要確認。また Lyon(リヨン)からは途中乗り換え接続列車を利用して行くことは可能だが本数が大変少ない。リヨンの空港(新しくなった空港でその名を「サンテグジュペリ」) からは定期バスがある。
ジュネーヴから列車でシャモニーに入るには 2つのルートがある。1つはレマン湖北側を通り Martighy からナロウゲージの小さな登山列車に乗って行くもの。時間は掛かっても(最短3時間30分)車窓風景はきれいだし 乗り物好きには楽しいルート。もうひとつは ジュネーヴ市内の小さな駅 Geneve Eaux-Vives (オーヴィーヴ)からローカル線で途中乗り換え接続列車を利用して行くものだが、非常に本数が少なく実用的でない。また平日のみの運行が大半なのでスケジュールをしっかり確認のこと。(所要最短2時間10分)
荷物がなければ裏技中の裏技、イタリアの Aosta , Courmayeur から超高度ロープウェイでモンブランを越えてくることも可能。半端でないスリルの味わえる絶景!高い所の苦手な人、心臓の弱い人には向きません。(トンネル火災の影響で閉ざされたままの モンブラントンネルが復旧すればイタリア Aosta へ直通の定期バスも再び運行されると思われる。しかし残念ながらトンネル復旧のめどはまったくたっておらず、2001年中の開通はないものと思われる。)

ジャンプ台へのアクセス
ジャンプ台はかなり町外れ( Le Mont ル・モン) にあり、非常に本数の少ない路線バスが町なかから出ている。時間が合わなければ歩くしかないが、確か1時間くらいはかかったと記憶している。

大会入場券の購入方法
1998-1999シーズンは入場無料であった。入場者が非常に少ない。

シャモニーのいろいろ情報
超有名リゾートで宿泊費もかさむ…と思われがちだが 本当に最高級のデラックスホテルから登山者・リピーター・若者向けのエコノミーな宿まであらゆるタイプの宿泊施設がある。1998年は12月初めにWCがあったのだが、実はこの時期はクリスマスを控えて 中級ホテルや家族経営の小ホテル・ペンションなどは休暇を取っていることが多く 意外と宿探しに苦労する時期なのだ。(山のリゾート地では11月から12月にかけて休暇のためや 館内整備のために閉じるホテルが結構ある。)
さすがに高級リゾート地のシャモニー、素敵にフランスらしくディスプレイされたショウウィンドウを見て歩くだけでも楽しい。海などないのに ヨットウェアの専門店なんかもあって 意味もなく「やっぱりシャモニーじゃーん♪」と思ってしまう。
お楽しみのデザート系、個人的に好きなのは 「 Flan (フラン)」。フランスではどこにでもある、カスタードを焼いただけのシンプルなタルトだが 単純ゆえにお店によってものすごく味に差が出る。パン屋さんかケーキ屋さんで切り売りを買い、その場で食べて美味しかったら持ち帰り用にまた買いたくなる。(書いていて食べたくなった…)

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ヨーロッパ  フランス  Courchevel [ クールシュヴェル ]   自治体インフォメーション
  Courchevel (以下 「クールシュヴェル」) の位置と概要
シャモニーより南西に下ると 1992年冬季オリンピックの主開催地で開閉会式会場となった Albertville (アルベールヴィル)がある。アルベールヴィル自体は標高もさほど高くはなく、よって主にスケート関係の競技が行われ、スキー競技やボブ・リュージュなどはここを中心として四方八方に拡がる広大な周辺スキーエリアを会場とした。長野オリンピックでも採られた、このような分散型開催のプロトタイプとなった大会であった。(開場内禁煙もはっきりと打ち出したのはアルベールヴィルが初めてではなかったか?)クールシュヴェルは比較的近い方、それでもアルベールヴィルから50km以上離れた山の只中である。
海外スキーのパンフレットに出て来る Val Thorens , Les Arcs , Val D' Isere ( ヴァルトランス・レザルク・ヴァルディゼール )などの地名に添えられる美しいスキー場の写真には スキーヤーでなくても惹かれるものがあるだろう。
それら高名なフランススキーリゾートのうちでも 最もスノビッシュな大人のリゾートとして知られるところがクールシュヴェル。海抜1100mから1850mくらいのところにかけていくつかの集落が点在しており、「1550」「1850」といった標高を示す数字を地名に続けてつけることで所在地を表わしている。こんな山の中に規模は小さくとも飛行場があり 映画スターや政治家の豪奢な別荘がそこここにあるという。(自家用機で来る、ということなのだ。ヘリポートはホテルの前庭にもあるし。)
そして世界に74軒(2001年版)のミシュランの2つ星レストランが「1850」には2軒も…

クールシュヴェルへの交通アクセス  フランス国鉄
自家用ジェットは別として、ゲートとなる国鉄駅はパリからのTGVも停まる Moutiers - Salins (ムーティエ・サラン)、季節・曜日によってかなり運行状況が変わるので前もって十分な確認が必要。直通TGVがあれば約4時間30分ほど。直通がない場合は途中の Chambery で乗り換え。ムーティエからは定期バスが出ている。(約25kmほど離れている。時刻表は不明。)(恐らくは)「1850」がバスの終点になると思う。
ほか ジュネーヴ空港および市内ターミナルからとリヨン空港からの定期バスがある。(注;ジュネーヴからの便はスキーバスなので運行は冬〜4月頃までに限られる。サマージャンプに行く際には ジュネーヴ市内ターミナルからアルベールヴィル行きのバスがあるが そこからまた列車とバスの乗り継ぎになってしまう。列車の場合はリヨンまたはChamberyへ行き 乗換えでムーティエまで。ただし接続の関係で平日で1日2本程度が利用可能に過ぎないし 日本から飛行機で到着した日には時間的に必ずジュネーヴで1泊することになる。夏はジュネーヴから行くのはあまり得策ではないようだ。
リヨン空港からは「夏も冬と同様に定期便を運行」となっているが時刻表は提示されていないため 詳細は不明。列車は通年運行なので 途中乗換えが必要だがムーティエまでは確実に行くことが出来る。)
ホテルによっては 「ジュネーヴ空港からヘリで40分」なんていうアクセス案内をしていたりする…

ジャンプ台へのアクセス
ジャンプ台がある場所は Le Praz (ルプラ)といい、クールシュヴェルの1300に当たる。集落の中心からすぐ。

大会入場券の購入方法  自治体インフォメーション
入場無料。2001SGスケジュールは以下の通り。 8月14日09h00 公式練習(2本) 11h00予選  16h55 1本目開始 18h10 2本目開始 TV中継がある模様だが局が不明。(以上 自治体HPより 2001年7月30日現在)

クールシュヴェルのいろいろ情報
実はクールシュヴェルに行ったのは1992年のオリンピックの時だけ。それも自分で手配して行ったのではないし 移動もすべて車だったため なんだか記憶がはっきりしない…3週間近くも居たというのに。
ただ ここで出会った忘れられないもの、それは Beaufort (ボーフォール)のチーズ。アルベールヴィル近くのボーフォールという村で作られる、しっかりとした味わいのハードタイプの硬いチーズです。熟成したボーフォールと力強いフルボディの赤ワインの組み合わせは お互いの良さを引き出し合う最高のハーモニー。飽きもせず3週間食べ続け…(それもフルコースの素晴らしく美味しい食事のあとのデザートとして。) あんな幸せになれるなら 重くなっても構わない。泊まっていたホテルの厨房の人が「今日もボーフォール?たまには違うの食べたら?」と呆れるほどでした。(ただ付け加えると、当然の事ながらボーフォールを好まない人も確実にいます。個性が強く、香りも少々きつめですので。糠漬けは好きだけど奈良漬は嫌い、のようなものです。)そのほか この地方ではソーセージや燻製肉などの保存系の肉製品が特産品。これも美味この上なし。

2001年新情報 「あなたもジャンプ体験」 K10のミニミニヒルが完成、一般に公開されているらしい。サマー仕様台で用具はその場でレンタルありとのこと。

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>> 世界を見に行く 開催地詳細情報編 その1 >> END
初稿  19.JUN.2001
最終加筆  11.NOV.2001

 

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