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■■ 世界を見に行く 開催地詳細情報編 その2 ■■

ヨーロッパ チェコ Harrachov  【参考】Liberec
ポーランド Zakopane
スロヴェニア Planica
フィンランド Lahti  Kuopio
ノルウェイ Oslo  Trondheim  Vikersund  【参考】Lillehammer
スウェーデン Falun
ヨーロッパ
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ドイツ Garmisch-Partenkirchen  Oberstdorf  Oberhof  Willingen
【参考】Neustadt  【参考】Hinterzarten
オーストリア Innsbruck  Bischofshohen  Villach  Ramsau
Bad Mitterndorf  【参考】Stams
イタリア Predazzo( Val di Fiemme )
スイス Engelberg
フランス Chamonix  Courchevel

【参考】は その土地を訪れたことがない、または町へは行っていても試合自体が公式練習開始前に中止になったために実際に試合会場へ行っていない開催地を表します。よって 他から得た情報を提示するに留めています。
特殊文字を使った各言語の地名は < 符号抜き > または < 近似文字 > で表記しています。
(例 チェコ語[ "C" の上に "v" = "C"] スウェーデン語・ノルウェイ語[ "O" に "/ " が交叉 = "O"] ノルウェイ語[ "A" の上に "o" = "A" ] フィン語[ "a" の上に " ¨ " = "a"] ポーランド語 [ "L" の縦線に "/ " が交叉 = "L"] など )
また このページで紹介する各言語に関しては著者の知識がない為、カタカナの表記は慣例に従うか 自身の耳による聞き取りに従っていますので、必ずしも正確ではないことをご承知おき下さい。正しい「音」をご存知の方はどうかお知らせください。
地名の表記は原則的には原語ですが、情報として必要と思われる地名には 原語に近い音のカタカナを併記しています。
また 原語の綴り自体が一般的に認知されているものは カタカナのみで表記した地名もあります。(例 プラハ = Praha )
Berlin ,Hamburg などの 読み方が平易で一般的認知度の高い地名は原語表記のみです。
列車の時刻表・所要時間算出などは ”Thomas Cook European Timetable January 2001” 号を参照しました。

 

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ヨーロッパ チェコ Harrachov [ハラホフ]  自治体インフォメーション
  Harrachov (以下 「ハラホフ」) の位置と概要
麗しきチェコの首都 プラハの北東、ドイツ・ポーランドとの国境に近い Kroknose (= Giant の意だそうだ)山脈のなかにハラホフは位置している。山の向こうはポーランド、ドイツとの国境も100kmに満たない距離なので、「安く楽しめるスキーリゾート」として ドイツからの集客に力を入れているようだ。この数年、国自体の経済的発展に同調するかのように ハラホフの町も行くたびに新しいペンションや小ホテルが建設されているのが目を引く。もともと旧体制時代の産物、「共産圏」らしい やたらと大規模な しかし味気ないコンクリートの塊のようなホテルはいくつもあったのだが このところの急激なベッド数増加傾向には選択の多様性を歓迎すると同時に バブルに終わりはしないかと心配な気持ちにもなる。
町の面積は結構広く、ジャンプ台のあるところが中心地なのだが宿泊個所の位置をよく確かめないと 数キロを歩いて行かなければならない羽目になる。(バスの利用も可能だが本数は多くない。)

ハラホフへの交通アクセス  チェコ国鉄  チェコバス
プラハから行く場合、最も簡単なのが路線バス。Florenc (フロレンツ)バスターミナル [ 地下鉄A・C線 Florenc駅下車すぐ ] から1日に数本ハラホフ行きの直通バスが出る。曜日によって運行状況や経由がかなり違うので注意が必要。最短の所要時間は約2時間30分ほど。これで行くと ハラホフのバスターミナルが終着で ジャンプ台のあるあたりまでは徒歩10分かからない。なお、復路は同じ路線のバスに乗っても プラハ市内での終着点が違うバスターミナルであることも多い。どのバスターミナルに着いてもほとんどが地下鉄の駅(またはその近く)なので心配しなくても大丈夫だろう。
その他の行き方としては 1)プラハからLiberec経由で列車 2)Liberecからバス があるが いずれもハラホフの町外れ数キロのところに着き、そこから中心までの足がないので利用しない方が良い。(どちらも実体験済みです。)
ハラホフのバスターミナルは駐車スペースがあるというだけで 案内所などの施設はない。ツーリストインフォメーションはバスターミナルからまっすぐ町のなかを歩き、ジャンプ台入り口を通り越した先の右側にある。(徒歩20分位)銀行は1行、外側にATM(”Plus”のみ対応)がある。

ジャンプ台へのアクセス
ハラホフの町を縦貫する細い道路からすぐそこに見えている。向かって左から下段にノーマル・中段にラージ・上段にフライングと並んでいる。ほかのフライング台はこのように並んでいないので、その大きさを比べながら実感できる。

大会入場券の購入方法        2002スキー・フライング世界選手権 公式サイト
2001年WCフライングの際はツーリストインフォメーションで前売り券を販売。以前は前売りはなかった。試合2日間の通し券があり、1日ずつ買うよりも多少安くなっていた。当日は会場入り口で切符売りの係りから購入。カテゴリー分けなしの単一価格。VIP席が設けられていたが 一般人が購入可能かどうかは不明。以前のWCノーマル・ラージ戦ではVIP席はなかった。

ハラホフのいろいろ情報
2002年3月にはここでフライング世界選手権が行われるが、そのプレ大会である2001年WCフライングでは 広い観客スペースが林立するポーランド国旗に埋めつくされ ある種壮観だった。しかし観客層がそれまでのジャンプファンとは全く違い、「お行儀の悪い」サッカーファンがそのスタイルを持ち込んだような印象で 「荒れた」(荒らされた)大会であったことも事実。名前がコールされると会場全体で沸き起こるドイツ選手に対するブーイングや、巨大横断幕・国旗を立てたままにしている(近くでやられると視界が全く閉ざされる)グループだらけだったこと、度を過ぎたアルコールで周囲に大迷惑をかける集団の多さなど ジャンプ観戦時にこれほど不快だったことはない。マリシュの活躍が続くと2002年の大会も思いやられる。
このあたりではガラス製作が盛んらしく、売店・ギャラリーが点在している。(まあチェコといえばガラスが定番ですが)

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ヨーロッパ チェコ 【参考】Liberec [リベレッツ]  自治体インフォメーション
  Liberec (以下 「リベレッツ」) の位置と概要
ハラホフよりも少しだけ西、さらにドイツ国境に近くなる。その距離 直線で30km余り、ドイツ東部の古都ドレスデンまでは150kmも離れていない。北ボヘミア地方の中心地であるリベレッツは商工業の町で、なかでも繊維産業が盛んなようだ。(業種はわからないが 日本の会社の現地オフィスもある。あるホテルのフロントで、その会社から来たクリスマスカードに印刷された「謹賀新年」の意味を尋ねられたことがあり、こんなところにまで企業が来ているのを知って 少なからず驚いた。)政治的体制が変化した後で この町でも随分と近代化が進められているようで、旧市街の中には廃止された路面電車のレールの跡をモニュメントとして残してあったりする。大手スーパーやドイツのチェーン靴店なども出店し、周辺地域からの集客も多いようだ。

リベレッツへの交通アクセス  チェコ国鉄  チェコバス
プラハ中央駅 (Praha Hlavni ) からリベレッツ駅までは140km、わずかこれだけの距離なのに列車で行くと4時間30分かかってしまう。途中乗り換えも必要で おまけに1日最大7本、最小5本という運行状況ではなかなか利用しにくい。別の経路を使っても 所要時間は同じかそれ以上かかり、あと最大7本分の可能性が増えるに過ぎない。やはりハラホフと同様、プラハ・フロレンツバスターミナルから路線バスで行くのが 最も便利だろう。便によって経由する町が違うので所要時間はまちまちだがおおむね1時間30分程度。リベレッツの国鉄駅は町の中心ではなく、大型スーパーなどがある旧市街への入り口までは約2kmほど、その途中の 駅から1kmも行かないところにバスターミナルがある。市内にはもうひとつ市内および近郊バス・路面電車ターミナルがあるのだが、そちらは外観を見たに過ぎず詳細は不明。駅・バスターミナルにはコインロッカーはなく、有人の荷物預り所もない。ATMは旧市街方面に銀行が数行あり、その外側に設置されている。なお、駅出口横に インフォメーションのマークが出ているがこれは民間の旅行会社。チェコとポーランドにはこういった看板を掲げている旅行会社は多くある。また逆に自治体などの公のツーリストインフォメーションは少なく、目立たない。

ジャンプ台へのアクセス
今までに2回リベレッツに行ったのだが 試合中止の憂き目に会い、ジャンプ台へ行ったことがない。(1回はハラホフへ行く途中での宿泊、1回はリベレッツ開催予定が雪不足のため予選当日になってハラホフでの代替開催に急遽変更と知らされた。)ジャンプ台は郊外へ9kmほどのスキースポット、Jested という所にあり、町からはバスか路面電車が通じているということだ。Jested 山頂にはパゴダのような不思議な建造物が立っているのだが これはホテルであるとのこと。

大会入場券の購入方法  【参考リンク】2007年ノルディックスキー世界選手権立候補PRサイト(未完成)
中止になった大会だったが、1998年WCは前売りなしの当日販売のみ。カテゴリー分けなしの単一価格だった。(その券をそのまま代替開催のハラホフで使っていたため判った。)

リベレッツのいろいろ情報
駅方面から旧市街入り口までたどり着くと、目の前の急坂に気持ちが少し挫けてしまいそうになる。この坂にかつて路面電車が走っていたというのだから かなりの馬力があったのだろう。両側に小さな商店が並ぶ急な長い坂道を登りきると いきなり目の前が拓ける。旧市街の中心、市庁舎広場だ。広場の向こう側に立つ市庁舎は19世紀末に建てられた 教会と見まごうばかりの装飾を凝らしたネオ・ロマネスク様式の建築である。日中はその細かい手仕事を間近に見、夜にはライトアップされた姿を是非見て欲しい。12月には冬の中・西欧圏の風物詩、クリスマスマーケットが広場に立つ。都会のマーケットでは余り見かけない、農作業の合間に作ったようなわら細工のリースなど 素朴な工芸品を自分のお土産用に探すのも楽しみ。

さてこのリベレッツ、上のリンクサイトでもわかるように 2007年のノルディックスキー世界選手権開催地に立候補している。ご存知の通り、我らが札幌市の唯一のライバルだ。ともに2005年開催に立候補し、ドイツ・オーベルストドルフに破れている。実際、札幌とリベレッツでは町の規模・人口・インフラ整備など どれをとっても著しい差があり、それはリベレッツがどれほどの発展・努力をしようとも これからの数年で埋められるようなレベルではない。普通の感覚で考えたら 当然開催地は札幌で決まり、と思うのだが 近年のTV放映権収入重視の傾向を考えると油断は出来ない。札幌スキー連盟をはじめとした招致に関わる関係各方面の方々、どうか日本に世界選手権を持ってきてください!

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ヨーロッパ ポーランド Zakpane [ザコパネ]  自治体インフォメーション
  Zakopane (以下 「ザコパネ」) の位置と概要
改めて地図を眺めてみると、ポーランドというのは相当に広い国土を持っている。北はバルト海に面し、内陸は東からロシア領の飛び地、リトアニア、ベラルーシ、ウクライナ、スロヴァキア、チェコ、ドイツと国境を接している。ザコパネはスロヴァキアとの国境を間近に控えた小さな高原リゾートだが、そこに横たわる Tatry 山脈に阻まれ、鉄路はその先には通じていない終着駅の町。冬の冷え込みは厳しく、町なかの道路には数十センチの厚さの圧雪が溶けることなく堆積し さながら天然スケートリンクのようになることも珍しくはない。

ザコパネへの交通アクセス  ポーランド国鉄
ポーランド国鉄で ワルシャワ中央駅 ( Warszawa Centralna )からザコパネまで 直通の特急で5時間50分、1日1本。途中の Krakow (クラコフ)Glowny 駅で乗り継ぎ接続列車を利用して最短所要時間約6時間15分 1日5本。また ワルシャワから夜行列車で8時間30分〜9時間30分、季節・曜日により1日1本または2本。以上の列車はいずれも要予約。
クラコフからは Glowny と Plaszow 2つの駅から合計日中最大12本 所要約3時間〜4時間。クラコフの2駅間は近距離列車で行き来が可能。クラコフ Glowny は新築の大きな駅で設備が整っている。レストラン・列車案内所・ATMなど。ザコパネは小さな駅で 先頭車両に乗っていないとそこに着いたのかどうかも判らないかもしれない。前方に歩いていくとホームからそのまま外に出てしまう。駅舎はホームの横にあり、外側からしか入っていけないのだ。切符売り場・列車案内所・有人の荷物預り所がある。ATMは駅にはなく、駅を出て目の前にまっすぐ延びている道路を町へ向かって1.5km位行くとATMを備えた銀行がある。その少し手前右側にある山小屋風の小さな木造小屋がツーリストインフォメーションで 英語・ドイツ語可。
ATMを通り越し さらに500mほど行くとザコパネ中心部に出る。ここで交差する道が町のメインストリートだ。左に進むとジャンプ台へ至る道に通じている。

ジャンプ台へのアクセス
中心部から2〜3kmの町外れにある。周囲にはこれといって何もなく、練習の日などは歩いていく観客も少ないのでこの道でいいんだろうかと少し不安にもなってくる。試合当日は駅の近くからバスが出ることもあるようだが 確実なインフォメーションは得たことがない。

大会入場券の購入方法
前売り券はツーリストインフォメーションで販売。値段は当日券と同じ。カテゴリー分けなしの単一価格。通し券なし。当日券は会場入り口で切符売りの係りから購入。スタートリストの販売・配布なし。運が良ければ観客スペース最前列にいると 関係者が余った分(?)を観客に分けてくれることもある。

ザコパネのいろいろ情報
旧東欧圏で唯一未訪問国であったポーランドに初めて行ったのがザコパネでのWC。ウィーンのポーランド大使館でヴィザを取得し、町のことについて何の情報も得られないままの出発だった。ある程度の危険は回避しようと、夜行列車は止めて朝9時30分ごろウィーンを出発、クラコフで乗り換えてやっとザコパネに到着したのがほとんど21時。冬のこの時間では真っ暗になっているのは当然なのだが、ホームに降り立ち 少ない降客の歩く方へと進むとそのまま外に出てしまう。おまけに周囲は暗闇で「町」の気配がない。ほかの客はみな迎えの車が来ていたようであっという間にいなくなってしまう。業務を終えた車掌さんに尋ねても こちらの言う言葉は通じていない様子。右か左か真っ直ぐか。道の選択肢はこの3つだ。えーい 真っ直ぐだ!
ほどなく1台のタクシーが駐車しているのを発見、運転手も客の姿を認めて現れた。しかしこちらはポーランドのお金もまだ手に入れていない状態なので 「バンコマート!」(ATMのこと)「ホテルxxxxx!」(ホテルの名前の読み方が判らない)と単語を連発するしかない。果たして運転手さんは実はすぐその先にあったATMに連れて行ってくれ、その後正しいホテル(町から離れた山の上に立つ高級ホテルだった)へと到着し 降りてフロントのおねえさんになにやら説明までして行ってくれたのだった。 単純なわたくしがこの一件だけでも「ポーランド、いいとこじゃん」と思ったのは言うまでもない。
翌朝窓から外を見て 町を眼下にし その向こうの遥か彼方の山の斜面にジャンプ台らしきものを見つけたときはちょっとくらくらした。地図を手に入れて計ってみると6kmはある。疲れていたこともあって ホテルからタクシーに乗った。ドイツ語が解るという若い運転手さんは「中国人?え、日本人!初めてだ!なに ジャンプ見に来たって?札幌オリンピック知ってるか?」「知ってるよー ヴォイチェク・フォルトナでー(札幌90m級金メダリストのポーランド選手) 今ザコパネって言ったら ヴォイチェク・スクーピエンでしょ」「☆★○●※♪!(理解不能・狂喜)」 これだけでタクシー料金をおまけして ジャンプ場では一般車両の入れないところまで乗り込んで行ってしまう大盤振る舞い。ポーランド、ザコパネへの好感度はさらに増したのだった。
ザコパネのお楽しみは 町なかに沢山あるワッフル屋。生クリームのせ、チョコかけ、スライスアーモンドまぶしなどトッピングはいろいろ。あっつあつを冷めないうちにその場で食すべし。それと ポーランドはビールの種類が多い。アルコール度数の高いものもあって缶ビールを選ぶのも楽しみのひとつである。
(注 ; 現在はポーランド入国に際し 日本国パスポート所持者は観光目的での3ヶ月以内滞在にヴィザは必要ありません。)

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ヨーロッパ スロヴェニア Planica [プラニッツァ]  自治体インフォメーション( Kranjska Gora )
  Planica (以下 「プラニッツァ」) の位置と概要
オーストリア・フィラッハの山向こう、イタリアとの国境も目と鼻の先である。プラニッツァにはほとんどジャンプ台があるだけで 宿泊などの基地となる場所は アルペンのWCなども開催される、Mariborと並ぶ国内有数のスキーリゾート Kranjska Gora (クラニスカ ゴラ)。この地理的条件から クラニスカゴラではイタリア料理とドイツ・オーストリア料理を出すレストランが多く 言葉もこの2ヶ国語とさらに英語を話す人が多いようだ。有数のリゾートとは言っても周辺は牧草地が広がり、集落のなかも派手派手しいこともなく古い木造建築のペンションと近代的なホテルが共存しているといった素朴な雰囲気である。

プラニッツァへの交通アクセス  スロヴェニア国鉄
プラニッツァへのゲートとなるクラニスカゴラへ行くには 公共交通機関はバスのみ。最も近い国鉄駅は Jesenice (ジェセニッツェまたはイェセニッツェ)で、1時間に1本程度 駅正面から出る Ratece (ラテチェ)行きバスに乗る。ほかに首都 Ljubljana (リュブリアーナ)からラテチェ行きが1日数本、イタリアの Tarvisio (タルヴィージオ)行きのバスが1日1往復だけある。
Jesenice へはドイツのミュンヒェン、オーストリアのザルツブルクから1日3本リュブリアーナ行直通列車が停まり 所要はそれぞれ5時間10分と3時間20分。オーストリアのフィラッハからは平日1日最大9本 休日5本で朝は06時20分発のみ 所要約40分。リュブリアーナからは平日1日最大15本 休日11本(真夜中の列車も含めている) 所要約1時間〜1時間20分。
Jesenice 駅にコインロッカー・荷物預り所などはない。ATMは駅から5分ほどの所の銀行にあり、窓口での外貨両替は無手数料。バス停は駅正面の向い側スーパーマーケットの前だが 時刻表などはなく (以前はあったのだが) 青地に白のバスの絵が書かれたバス停のマークがあるのみ。ほかの行き先のバスも止まるのでラテチェ行きであることを確認すること。2001年3月現在では 毎時55分前後がラテチェ行きの発車時刻だった。
クラニスカゴラには郵便局・銀行(両替可・ATMあり)・スーパーマーケットなど 滞在に必要な店は揃っている。日本語は不可だがインターネットカフェすらある。

ジャンプ台へのアクセス
クラニスカゴラからプラニッツァへは1時間に1本程度の路線バスでラテチェ(バスの終点・クラニスカゴラから5km位)まで行き、そこからは徒歩で約3km。公式練習日と試合当日は臨時のプラニッツァ直通無料バスが路線バスのバス停と Kompas ホテル(プレス・関係者のオフィシャルホテル・大会期間中も一般の宿泊可)前から随時出る。復路も同様。

大会入場券の購入方法        クラニスカゴラのインフォメーション (イベントの項参照)
前売り券はクラニスカゴラのツーリストインフォメーションで販売、値段は当日券と同じ。当日券は会場入り口近くで切符売りの人から購入。カテゴリーは2つでブレーキングトラック正面のスタンド・台左側のスタンドが特別席エリアのようだが一般に販売しているのか不明(ツーリストインフォでは取り扱いなし)。一般観客エリアはそのほかVIP&プレスエリアを除いたすべて。全体を見渡すことの出来るスポットはあまりない。通し券なし。
車で来場の際は1台につきいくら、という駐車料金込みの入場料が2001年に初めて設定された。乗用車の場合1人でも4人乗っていても同料金。駐車場で徴収されるようなので 前売り券は購入しない方が良いと思われる。

プラニッツァのいろいろ情報
この数年WC最終戦が行われているプラニッツァは 観客が多いけれどもジャンプ自体はとても見やすい構造の会場とは言えない。もともとフライングは飛んでいる姿は点のようにしか見えないし カンテの位置が遠いので比較的静かな練習の時でも 踏み切りの音などは観客スペースでは聞こえない。ここでは 年度締めくくりのお祭り、と思ってまわりと一緒になって楽しむのが一番だろう。それにしても台に向かって右側の前方スペースに林立するアウディの幟旗はなんとかならないだろうか。TV画面に映り込む事を狙っているわけだろうが 現場の観客がシャンツェを見ることが出来ないようなアドヴァタイジングって間違ってると思う。(本当に全然見えないのだ)余談だが2000年の最終日、入場券の番号を抽選してお一人様にアウディ1台プレゼント というのがあったのだがわずかに5番違い。いや スロヴェニアで車もらっても困るんだけどね。(うぐいす色だったし)
会場に出る売店のグリューワイン(あったかいワイン)は ここでは白。丸い平らなパンに挟んで食べるグリルのお肉は多くが羊。焼き立てはほんとにおいしいから グリューワインと一緒に是非。

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ヨーロッパ フィンランド Lahti [ラハティ]  自治体インフォメーション
  Lahti (以下 「ラハティ」) の位置と概要
「森と湖の国」のキャッチフレーズは誰もが知るところのフィンランドの代名詞。その知識を持っていても 国土の詳しい地図を見ると改めて点在する湖の多さには驚きを覚える。(一説に国民一人に1湖) 動物は水の近くで生きるとは言っても よくもこれだけ狭い陸地を見つけ出して町を築いたものだと思う。空路フィンランドに入り上空から眺めていると いつバルト海が終わりいつから陸地部分に入ったのか判然としないこともある。首都ヘルシンキから北へおよそ100km、ラハティもやはりその名に違わない 「森と湖」 の町である。2001年2月のノルディックスキー世界選手権のホストシティであり また地元スキークラブからは常に主力選手をナショナルチームに送り出している、フィンランドノルディックスキー界の盟主とも言える町だ。

ラハティへの交通アクセス  フィンランド国鉄  フィンランドエクスプレスバス
ヘルシンキ空港からラハティへ直通の高速バスがそれぞれ1時間に2本 またヘルシンキ市内の長距離バスターミナルからは1時間に1本出ている。所要時間は約1時間30分。市内ターミナルからだとチケットオフィスで割引運賃になる往復切符を購入することが可能。ほかはバス車内で支払いをするのが一般的。フィンランドではバス車内においてもクレジットカードでの運賃支払いが出来、運転手さんまたは車掌さんは首からカードリーダーを下げている。(さすがIT先進国!)
バスが便利なので実は利用したことがないのだが もちろん国鉄で行くことも可能。ヘルシンキから走行距離で130km、1時間20〜40分ほどの列車の旅であるが 1日最大で17本の運行なので 利用し易さでやはりバスに軍配が上がるだろう。また ラハティ国鉄駅は町の中心からは少々外れ 徒歩で10〜15分、ジャンプ台まで30分はかかる。(世界選手権の時は ヘルシンキからの臨時列車が会場内まで引込み線を使って進入していたが 通常のWC大会ではここまでやらないだろう。)
バスはラハティに入ると 町のメインストリート沿いのマーケット広場(停留所は通りの名 Aleksanterinkatu 通称アレクシ?)に停まるので 市中心部のホテルに宿泊する場合はここで下車すると便利だし ツーリストインフォメーションも斜め前方にある。次の停留所が終点のバスターミナル。ジャンプ会場へ行くときはバスターミナルで下車、徒歩10分。
バスターミナルにはコインロッカーがほんの少しと有人の荷物預り所がある。ほか売店・案内兼切符窓口・トイレ(有料・無料は未確認)など。

ジャンプ台へのアクセス
前出の通り、町の中心から徒歩で行く。競技場は広く、ジャンプ台は一番左に奥まったところにありなかなか見えて来ない。観客スペースからは見えないがジャンプ台の後ろ側は湖になっている。(風も吹くわけだ)

大会入場券の購入方法        【参考リンク】2001ノルディックスキー世界選手権公式ページ
2000年プレ大会兼WC、2001年世界選手権 ともに前売り券は全国網羅のチケットシステムで前売りあり。手近なところではヘルシンキやラハティにもあるデパート、Sokos の中のサービスカウンターで取り扱い。世界選手権では競技毎入場券ではなく1日券なので 公式練習日もチケットが必要(当日の競技日程終了後に行われる夜間練習の際は不要)。前売りと当日券の料金の差はない。カテゴリーは着席スペースとスタンディングスペースの2種類(世界選手権時はもっと細かく分けられていたが 通常のWCでは以前の通りに戻ると思われる)で 着席スペースは台から遠くなるので必要とは思わない。当日券は会場入り口でチケット売り場ブースで販売。スタートリストはWCの時は販売がなく、なかなか手に入らない。

ラハティのいろいろ情報
ノルディックスキーの本場!と意気込んで行くと肩透かしを食わされたように感じるのが 公式練習日の観客の少なさ。ずーっと見ているのははるばるやって来たわれら日本人くらいで あとは本当に目で数えられる位しか見に来ていないのだ。試合当日も 開始時間になるといつのまにか会場は一杯になるのだが ドイツやオーストリアでの試合に比べ出足が非常に遅い。終わりも競技終了と共に帰ってしまう人が多く、表彰式には興味が無いように見える。ラハティだけでなく、クオピオでもそう感じたので これは国民性からくる観戦スタイルなのだろうか?(場所取り争いがないのは楽で良いが。)


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ヨーロッパ フィンランド Kuopio [クオピオ]  自治体インフォメーション
  Kuopio (以下 「クオピオ」) の位置と概要
ラハティよりもさらに北上し、フィンランドの横幅が一番広くなったあたりの内陸部にクオピオがある。周辺には大小の湖が点在し、空港から市内へのバスに乗っていると 白樺の林と複雑な形の湖に渡されたいくつもの橋や道路の繰り返しばかりの風景に いったい何処を走っているのか、何処へ向かっているのか解らなくなる。町は平面的な印象で、高層建築などはなく また高い山があるわけでもない。湖沿岸で平坦な土地を比較的広い面積確保出来るこの町には早くから人が定住してきたらしく、その歴史を伝える 伝統的な方法で建てられた古い木造住宅などを集めたオープンエアーの民俗博物館が市内にある。

クオピオへの交通アクセス  フィンランド国鉄  フィンランドエクスプレスバス  フィンエアー
ヘルシンキから鉄道距離で465km、日本で言うと東京から新幹線で京都、新大阪から小郡の、それぞれ少し手前あたりに相当する。日本にいる時は ながーい距離に思えるがなぜか外国では車窓風景を見るとはなしに見ながら 日がな一日列車に乗っていても平気なので不思議なものであると自分でも思う。しかしここで問題になるのは所要時間。日本の例はそれぞれ最速の列車で行った場合2時間10分程度で到着するが、ヘルシンキ−クオピオは最短で5時間15分かかってしまう。また夜行列車を含めても 直通便は最大1日6本だけなので便利とは言えない。こういう際は空路の移動が快適だろう。フィンランドをはじめとした北欧諸国は鉄道の路線が少ない代わりにバスと飛行機の路線が発達していて 料金的にも鉄道と大きな開きがあるわけではない。(航空運賃が特別安いわけではなく、鉄道料金が西欧と比べて高いことが一因と言える。)ヘルシンキまでの航空券にプラスしてクオピオまで50分、一気に飛んでしまおう。クオピオ空港〜市内間は17km、フィンエアーの到着・出発便に合わせてバスが出る。

ジャンプ台へのアクセス
クオピオの町を紹介する際に必ず出てくる Puijo プイヨタワー の麓にジャンプ台がある。ただしプイヨタワー側からはジャンプ場には入れないので、路線バスでジャンプ台に行こうとして プイヨタワー行きのバスに乗ってしまわないように。市内から路線バス(本数があまり多くない)でジャンプ台入り口近くまで行くことが出来るが 時間が合わなかった場合徒歩で行くと3〜4km(?)くらいは優にあり ひたすら国道のような広い道を歩き続ける。

大会入場券の購入方法        
なぜか記憶にない上、現在手元に資料もなく確認不可能。解り次第記事を差し替えします。

クオピオのいろいろ情報
クオピオには1999-2000シーズンの開幕戦に行っただけだ。その時は風が強く まともな試合が出来なかったのが誠に残念。ウィーンから決して安くはない航空運賃をかけて行ったので この不満をどこにぶつけたらいいのだー!と燻り続ける気持ちであったところに 更に後日日本の報道で、直前の身体測定の結果 日本チームの多くの選手がいきなり板を切られるということがあったのを知り 「クオピオ もー行かない!」と八つ当たりしたものだ。翌2000-2001シーズンはその通りにパスしたのだが またしても今年の開幕戦はクオピオになり 密かに勝手にリベンジの心境になっている。(行ってしまいそうだ、と)
町が面している湖は結構大きく、湖岸はお散歩に最適なプロムナードになっており ちいさな桟橋もあったりしてまるで海辺に来ているように錯覚する。冬は荒涼としたこの岸辺も 季節が良い頃には短い北欧の夏の太陽を求めて人が集まる場所になるのだろう。湖を渡ってほかの町に行く 定期ボートの案内板を見ると夏に訪れるのもいいかな?と思う。
冬はなんと「ジャンプ1日体験教室」が定期的に開かれるとの事。残念ながら前回訪問したときは雪不足の為開催はしばらくの間なかったようだが 紹介文には「プイヨスキークラブの熟練コーチが1から指導」「用具もすべて貸与(下着は準備のこと)」とあり 子供達がクローチング姿勢を習っている写真が添えられていた。大人も挑戦できるんだろうか?

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>> 世界を見に行く 開催地詳細情報編 その2
ヨーロッパ ノルウェイ Oslo [オスロ]  自治体インフォメーション ヴァーチャル・オスロ
  Oslo (以下 「オスロ」) の位置と概要
現在ジャンプの大会が「一国の首都」で開催されるのはここオスロだけである。ノルウェイと言えばすぐに想起されるのが北海沿岸に形成されたフィヨルドの不思議で荘厳な景色であるが、オスロもまた 切り込みの深い「オスロフィヨルド」の最奥に位置している。街の上にはいつもカモメが飛び交い、あまり濃密ではないが潮の香りが漂う 海に向かってひらかれた街である。
余談になるが 北欧4国はすべて首都が海の街である。ほとんどの国の首都が内陸部にある他の欧州諸国とは うまく言い表せないが気質の違いのようなものを感じるのはこんなことにも関係があるだろうか?
オスロの印象は 朝と薄暮が似合う街。夏の姿は知らないけれども なんとなく強い日差しを浴びるよりも 薄ぼんやりと輪郭のはっきりしない時間帯がオスロを一層美しく見せているように感じる。

オスロへの交通アクセス  ノルウェイ国鉄  ノルウェイエクスプレスバス オスロエアポート
以前はオスロの南の近いところに空港があったが、近年50kmほど北の Gardermoen に新しい空港が出来た。国内・国際のすべての便はこの空港に発着する。空港から市内までは通常の列車のほかに料金の高いエアポートエクスプレスも20分毎に走っているし バスも路線バスとエアポートバスの2種類があって大変便利な空港だ。
エアポートバスを除く3種類の交通機関はオスロ中央駅 ( Oslo Sentral ) に到着、エアポートバスは中央駅に歩道橋で接続する長距離バスターミナル・駅向かいのロイヤルクリスチャニアホテルを経由してスカンディッククラウンホテルまで行く。

ジャンプ台へのアクセス
オスロ中心部を通る、最も早くに敷設された地下鉄A線で Holmenkollen 駅下車 徒歩15分ほどでジャンプ台入り口に到着。ホルメンコッレン・サンデーの別名を持つ ジャンプの試合の日は地下鉄がどんどん増発されるので帰りもいつまでも待たされることはない。オスロ市内交通には1日共通乗車券があり、最初に刻印した時から24時間有効なので 前日の公式練習日の帰りから使い始めると便利。

大会入場券の購入方法   オンラインチケットサービス Billettservice ホルメンコッレン・スキーフェスティバル
前売り券はノルウェイ全国の郵便局で取り扱いのチケットシステムで購入可能。窓口で「ホルメンコッレン」と言えば解ってもらえるだろう。当日はジャンプ会場入り口近くで販売ブースが出る。場内は指定席エリアとその他のエリア(場内入場のみ)に分けられる。指定席区分はAからKまで細かく分かれており、金額は3段階。当日券販売場所も指定席と場内入場券とでは違う。歩いていって初めにあるブース(単なる仮設小屋1軒)ではすり鉢の内部部分と台の両脇部分を売っていて こちらが指定席。指定席以外の場所、つまりすり鉢のふち部分への場内入場券はジャンプ台入り口を入った所の両側にある小屋で販売。この券で観るのなら早く行かないと見える場所を確保できない。公式練習日は無料。スタートリストの販売はなく、どこかで突然配り出したりするので 持っている人を見かけたらどこで手に入れたのか尋ねてみるといい。大会プログラムを販売する時は 他のノルディックトーナメント各大会と同様 プログラムの中にスタートリストが印刷されている。

オスロのいろいろ情報
ジャンプの国際大会では唯一、一国の首都での開催。普段田舎ばかり行っていると 「おー地下鉄!」とか「デパートが何軒もあるー」とか新鮮な気持ちになったりもする。周辺の再開発も著しいオスロ中央駅は長い期間工事が続いている。2001年3月にはまだ完工していなかったが ショッピング街はスーパーマーケットを数軒含めて充実しているし 日曜日でもある程度の店舗が開いていたり 夜遅くまで開店しているので便利。市が開設しているツーリストインフォメーションの駅分室は以前あった場所から鉄道案内所の中に移転した。
オスロでの観戦の楽しみは 普段は日程が重なってしまって見られない複合の試合がジャンプの公式練習日と同じ日(土曜日)に行われるので見られる事。ほかに プログラムがあればオペラ・コンサートなどに出掛けることも出来るし お買い物に走ることも可能。たまに都会に来たときは 山とは違った過ごし方もしてみたい。(と 思いつつも翌日の早起きを考えるとそうそう出掛けてもいられないのが実情。)

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ヨーロッパ ノルウェイ Trondheim [トロンハイム]  自治体インフォメーション ヴァーチャル・トロンハイム
  Trondheim (以下 「トロンハイム」) の位置と概要
南北に非常に長いノルウェイの 北の玄関口にあたる国内第3の規模を持つ都市。とは言え国土の中間地点にあたる訳ではなく、ここから北への道のりは首都オスロまでの距離(鉄道で550km)に比べてはるかに長く 交通もバスが主体となる。厳しい自然条件に相対する人間の最後の防塁のような都市だが、大学もあるので若者が多く 活気ある様子が窺がわれる。オスロのように 深く切れこんだトロンハイムフィヨルドの最奥に位置し、ここもまた街の上空をカモメが飛び交う海の街である。

トロンハイムへの交通アクセス  ノルウェイ国鉄  ノルウェイエクスプレスバス SAS
3月に行われるノルディックトーナメントを全部見るとする。第一戦がスウェーデンの Falun (ファールン)だと移動はかなり大変だ。その1は夜行列車コース。ファールンの試合後夜の最終バスで Gavle 23時頃着 ノルウェイとの国境駅 Stolien 行き夜行列車の発車時間は1時頃で、駅の待合室ほかの屋内スペースは保安上の理由から閉鎖されてしまい 2時間を待つ安全な場所がない。もとより駅周辺に深夜営業の店は酒場が1軒。夜行列車の移動は時間の節約が魅力だが このケースはあまり人には勧められない。それでもがんばってなんとか列車で行くとすると 翌日の11時過ぎにはトロンハイムに到着する。
その2は航空コース。試合の翌朝ファールンからストックホルムの空港まで列車で戻り、まずオスロへ飛び 乗り継いでトロンハイムへ。ストックホルムからトロンハイムへの直行便はない。(夏季のみ1日1本就航している。)オスロの空港からトロンハイムまでを列車で移動すると6時間かかり 公式練習に間に合うように行くためには オスロ空港発09時05分の列車に乗らなくてはならないのでファールンからの時間を逆算するとこのプランは実行不可能。(2001年冬時刻基準)やはりこの間も飛ばなくてはならない。(公式練習は見なくて良いのならば移動手段や時間にこだわることなく行ける。)
オスロから行く場合は市内・空港から直通列車は夜行1本を含めて1日5本 所要は日中市内から6時間半 空港から6時間、夜行で市内から8時間 空港から7時間。ほか高速バスも日中便と夜行便があり 座席はリクライニングが深く長時間乗っていても快適。ノルディックトーナメントではトロンハイムの次はオスロだが バスの夜行便は所要約9時間でオスロ空港に朝6時、市内バスターミナルに朝7時頃の到着なので便利。(昼頃複合の試合、午後ジャンプ公式練習がある)
トロンハイム駅に隣接して長距離バスターミナルがある。駅には観光・鉄道・バス兼用の案内所、ATM・キオスク・コインロッカーなど標準的な設備は整っている。駅から街の中心部までは徒歩で10〜15分程度。

ジャンプ台へのアクセス
街の中心部から路線バスで20分ほど。Granasen という場所にある。(場所の名前か もしくは競技場の名前)バスの本数は平日日中で1時間に2本程度、夜は20時を過ぎた頃から1時間に1本になるので公式練習の日は注意が必要。試合はナイターで行われることが多いが、復路はバスが増発されるので心配はいらない。観客の出足は遅く、余り早くから行かなくても十分に場所を確保できる。

大会入場券の購入方法
前売りなし、公式練習日は無料。試合当日は会場入り口の切符販売ブースで。スタートリストが含まれる大会パンフレットもここで販売する。

トロンハイムのいろいろ情報
中心部は結構賑やかで おもしろそうなカフェやショップもいろいろある。高層の建物は大聖堂くらいで ど真ん中の商店街も店の一軒一軒が2階建ての木造建築であったりして 威圧感のない、かわいらしい印象を受ける。
市立図書館は古い教会の遺跡の上に建てられたもので 一部保存されている遺構を建物の中で見ることが出来る。ノルウェイでは公立図書館には誰でも使用できるインターネット用PCがあるが、ここのはいつ行っても待ち時間が長そうで使えたことがない。学校などにも標準設置されているようなので ここでは有料のインターネットカフェは見当たらなかった。(2001年3月現在・あったとしても日本語は望めないだろうが。)

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ヨーロッパ ノルウェイ Vikersund [ヴィーケルシュン]  自治体インフォメーション地域自治体インフォメーション
  Vikersund (以下 「ヴィーケルシュン」) の位置と概要
ここの場所の特定と 実際の行き方を探るのには最も苦労した。やっと見つけたヴィーケルシュンの位置を地図上の直線距離で測ってみるとオスロとはたいした距離ではない(70km少々)のだが ヴィーケルシュンの町の概要がつかめず、フライング台がどこにあるのかもわからないままにオスロから路線バスで行ったのが最初。(オスロ駅周辺のバス停をひとつずつ訪ね歩いて見つけたバスだ。)行ってわかった。町とは言えない規模だった。オスロからは直線で結ぶには大きな湖が間にあるので 道路も線路も大きく迂回しているのだった。夏の時期はこの路線を通ってフィヨルド観光へと続く鉄道も 冬は極端に運行本数が少なくなり、車を持たない外国からの観戦はかなり困難である。この周辺で宿泊施設は1軒、町からは数キロ離れた場所にあり フライング世界選手権の時はFISの役員関係者で貸切になっていたようである。(もし泊まれたとしても 一般人には会場までの足がない。関係者は専用シャトルバスとヘリを使っていた。)

ヴィーケルシュンへの交通アクセス  ノルウェイ国鉄  ノルウェイローカルバス
ノルウェイ国鉄でオスロ中央駅からローカル線普通列車で1時間30分程度、朝1本だけ直通列車があった。試合当日は往復とも臨時列車が出る。(注;2001年6月現在 ノルウェイ国鉄サイト上でヴィーケルシュンへ行く列車の時刻表が表示されない状況。廃止にはなっていないと思うが?)
中央駅正面口から1本道路を入ったあたり Jernbanetorget バス停(1ヶ所ではなく行き先毎に数ヶ所バス停が散らばっている)からローカル路線バスで約2時間。直通でヴィーケルシュンまで行けるのは1日に何本もない。(朝2本くらい 夕3〜4本程度。土日は更に少なくなり 朝の第1便がなくなるので 試合に間に合うようにバスで行くのはほぼ不可能。)国鉄ヴィーケルシュン駅の前がバスの終点でもある。駅にはトイレも含めて設備らしい設備はない。

ジャンプ台へのアクセス
ヴィーケルシュン駅から徒歩で3〜4kmくらい。路線バスなどはなく、駅でタクシーを見つけることもほぼ不可能。(試合当日は2台タクシーの姿を見た)オスロから路線バスで来た場合、到着前は湖を右手に見ながら走る。最後にヴィーケルシュン駅に行くため 右折して橋を渡っていくのだが、この道を右折せず直進すると台へと至る。バスの運転手さんにうまく説明できれば、の話になるが 右折ポイントで降ろしてもらえると1km分位は歩く距離を短縮できる。

大会入場券の購入方法        オンラインチケットサービス Billettservice
フライング世界選手権はノルウェイ全土の郵便局で取り扱いのオンラインチケットシステムで前売り券の販売がある。公式練習も有料。当日券は会場入り口で切符売りの係員から購入。カテゴリー分けなしの単一価格 大会全日程の通し券あり。大会プログラム・スタートリスト・記念ピンバッジなどは入り口すぐの販売小屋でのみ入手可能。

ヴィーケルシュンのいろいろ情報
台が町から遠いのはよくあることだ。が ヴィーケルシュンほど基点となる「町」「村」の規模が小さいところはない。それでも周辺の集落のなかでは中心地に当たるところらしく、学校・役所などがあるため人々が集まるようで スーパーマーケットは2〜3店ある。お茶を飲めるところは1ヵ所、パン・ケーキ屋さんの店舗の中。レストランなどの飲食店は1ヵ所。ほかスポーツ用品店、電気店、ガソリンスタンド…車を持たない観客には それはそれは不便な試合会場である。2000年の世界選手権は強風の為、練習も試合もまともには出来なかった。予定の日曜日までに全く日程を終えることが出来ず、月曜日に延期してなんとか試合を成立させたのだった。世界に5台しかない公式フライング台であるから いつかまたここで試合があるだろう。が 自分としてはもう2度と行くことはないと思っている。

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ヨーロッパ ノルウェイ 【参考】Lillehammer [リレハンメル] 自治体インフォメーション ヴァーチャル・リレハンメル
  Lillehammer (以下 「リレハンメル」) の位置と概要
言わずと知れた1994年冬季オリンピックの開催都市。1992年までの夏季・冬季同年開催から2年置き交互開催に切り替えになった最初の大会だったので 組織委員会はずいぶん大変だっただろうと思う。素朴な、北の人々の生活やこころのあり方までをも想起させるような開会式が記憶に残る。
首都オスロから北へ約180km、移転前の空港から2時間強、現在のオスロ空港からは最速1時間30分ほどで行けるアクセスの良さが 地方の小都市でも大イベントを開催出来た要因のひとつだろう。

リレハンメルへの交通アクセス  ノルウェイ国鉄  ノルウェイエクスプレスバス
ノルウェイ国鉄でオスロ中央駅 (Oslo Sentral)から所要約2時間 日中1日15本程度。空港からは所要約1時間30分。高速バスはオスロとの間を1日3本(午前・午後・深夜)運行し、所要時間は約3時間。

ジャンプ台へのアクセス
地図で見ると町のなかにジャンプ場があるようだ。

大会入場券の購入方法        <確認できず>


リレハンメルのいろいろ情報
1994年のオリンピックを手始めに 行けそうで行けない場所になっているリレハンメル。今度こそ!と思っていたのに2001‐2002シーズンは暫定案の時点から既にリレハンメルの名はなかった。またしてもお預け。

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ヨーロッパ スウェーデン Falun [ファールン]  自治体インフォメーション
  Falun (以下 「ファールン」) の位置と概要
スウェーデンの首都 ストックホルムから北へ鉄道線路上の距離で250km。スウェーデンのほかの町を知らないが、見た目にはこれと言った特徴のある町ではない。低層のコンクリート製の建物が多く、歴史的な印象も受けなかった。このあたりは Darlana (ダーラナ)地方と言い、民芸品などが有名なんだそうだ。シンボル的なものが「ダーラナの赤い馬」で おみやげ品や紹介パンフレットのデザインに採用されているのをよく見かける。(印象としては ちゃぐちゃぐ馬コ…?)

ファールンへの交通アクセス  スウェーデン国鉄
国鉄ストックホルム中央駅 (Stockholm Central) またはストックホルムの空港駅である アルランダ中央駅(Alranda Central) から平日1日最大で6本の直通列車があり 所要約2時間50分。路線を変えると1〜2回の乗換えで多少遠回りになるが 本数は多くなるので移動にさほど困ることはない。ストックホルム間の長距離バスは1日1本、2001年3月に訪れたときには新設したばかりのようだった。ファールン駅前がバスターミナルになっている。
駅には案内窓口があるが 平日日中だけの時間営業。またトイレ・待合室などの設備も施錠されて入ることは出来なくなる。コインロッカーは見かけなかったようだ。ATMなし。バスターミナルも停車場所があるだけで 案内窓口などは駅と兼用。
駅から町の中心部までは徒歩で10分とかからない。駅前がなにもない空間なので 一瞬「どうしようか」と思ったが歩行者のマークの看板で City Center の表示どおりに進めば良い。

ジャンプ台へのアクセス
町の中心部から3kmほど離れた Lugnet という場所(場所の名 または競技場の名)にある。ノルディックスキー世界選手権会場となったこの競技場は面積が広く、ジャンプ台は右際奥に位置している。競技場入り口付近まで路線バスがあるようだが 発着地や時刻表など詳細が確認できず、利用していない為不明。
余談になるが 町からジャンプ場へと至る広い道の歩道と車道の境目に 短い等間隔で石造りの灰皿のようなものが延々と並び立っている。その一つ一つの皿状にくぼんだ中を覗くと3〜4個空き缶みたいなものが入っている。どう見てもやっぱり灰皿なのだがどうしてこんなに沢山設置しているんだろうと不思議に思っていた。試合の帰り道。ナイター終了後の真っ暗な道の両側には無数の小さな灯りが揺らめいている。あれだけの数のスタンド×4個の缶の中ひとつずつにオイルを入れて点灯していったのだと思うと ファールンがこのジャンプの試合と見に訪れた観客とをウェルカムしていてくれてるようで 心を動かされた。

大会入場券の購入方法  スウェーデン・スキーフェスティバル
公式練習日・試合とも無料。スタートリストが含まれる大会パンフレットは会場入り口で販売する。

ファールンのいろいろ情報
2001年3月のノルディックトーナメントの際に訪れたのが ファールンのみならずスウェーデン国初訪問であった。ストックホルムの空港は乗り継ぎでよく降り立つが ちゃんと入国したのは初めて。北欧だけを比べても何かとシステムが違っていたりして 地続きの国境を持たない国からきた旅行者にとっては どうして隣同士でもこんなに違いがあるのかが不思議でもある。空港内に国鉄のインフォメーションがあって とても親切に列車を調べてくれ、予約もとれるし切符も申し込める。だが支払いと切符の受け取りはその先のキオスクでするという。そう言われて行って見ても 窓口らしきものはそのあたりには見当たらない。行ったり戻ったりを繰り返し、言われた場所にある新聞スタンドのレジで尋ねると ここと言う。???新聞やガムを買うのと同じ場所で切符を買うのは初めてだ。レジ横の専用端末に国鉄インフォの人が記入したデータを打ち込むと 切符がプリントアウトされて出てきた。ここでカードで支払いをして完了。なんて不思議なシステム。空港以外の場所でもあるんだろうか?
またスウェーデンは近隣諸国中もっとも禁煙の進んだ国であると思った。禁煙室があるのではなくホテル自体が禁煙、というのも珍しくはない。タバコの小売価格は見なかったが 多分こういう国はとんでもない税率をかけてあるだろう。

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>> 世界を見に行く 開催地詳細情報編 その2 >> END
初稿  02.JUL.2001
最終加筆  11.NOV.2001

 

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