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■■ 00‐01の現場 - 観戦の記録 - ■■

 02 MAR 2001 <Fri>                                                        □ 00-01 観戦の記録一覧へ □
Oberstdorf / Germany   WC第16・17戦 (公式練習日) FH

  今日も良い天気のオーベルストドルフ、朝9時半の時点で0度を若干上回っている。昨日よりも観客も多く、63人のジャンパー (ロイツルが風邪のため欠場) による練習が11時丁度に始まった。昨日から飛ばしてる1番アラン・アルボーン (USA) 久々にAチーム入りのタミ・キウル (FIN) の2人がすごく良い。これもお久し振りのプリモシュ・ペテルカ (SLO) クリスチャン・ブレンデン (NOR) はもう少しといったところか。帰国した原田さんに替わって遠征組入りの岡村創太くん まずまずで 仲村和博くんは良い感じ。44番 前々回 (1998年当地。前回は2000年Bad Mitterndorf) のフライング世界選手権王者 Kazuyoshi Funaki と紹介されるも 145mの記録に空気の抜けるような溜息のもれる観客席・・・
練習2本目は162.5mだが これで下から14番目の飛距離、つまり予選通過はならないことになる。2本目最高は218m (おしりをついてしまったが) フィンランドの若手 Veli-Matti Lindstroem (ヴェリ‐マッティ・リンドストレム)で上位陣は180m後半以上の距離が出ているのだ。雄太くんと吉岡くんは それぞれのパーソナルレコードを更新、良い感じで予選に臨めるだろう (189mと200m)。岡部くんの紹介アナウンスは 「参加選手中 一番身長の低いジャンパー、つまり彼のスキーはほかの誰のよりも短い」 と 毎回言っている。なんかドイツ人に言われると悔しいぞ。みやじくん 予選通過は確実だろう、葛西の紀ちゃん 悪くはなさそう。

日が差していると 飛んでいるジャンパーの影がシャンツェに映る。190mを超えるジャンプだと、120mを過ぎたあたりから どんどん影が小さくなっていく。つまり 実体と影が離れていっているということで、風を捉えて気流に乗っているということか。逆に言うと 120m地点から影が離れない選手は飛距離が伸びないと言える。練習の2本を通じて190m超のジャンプをマークした選手のうち 2人を除いてすべてのジャンパーの影が離れていった。例外はヴィドヘルツルとアホネン、彼らは台に沿って飛んで行って190を超えるのだ。

予選開始と共に雲が空を覆い、ジャンパーの影は映らなくなってしまった。ゲート設定が先ほどより低くなったため、皆かなりの割合で練習よりも飛距離を落としている。160mあたりが予選通過ラインか? 44番、長いシュプールを滑り降りる、踏み切る、・・・ 影はなかったけれども 伸びが無いのは遠くからでも見て取れる。153.5m 134.7点。 この時点で34位、予選通過はほぼ見込めない・・・ 昨日や今日でいきなり状況が変わるような状態ではないとわかっていても落胆と不安がないまぜになった気持。
宿に帰ったところで やはり予選を見に行っていた、朝食時に同席したドイツ人の初老の男性に 「良い時ばかりじゃないよ。きっとまた明日から良くなるから」 と 慰められる。ダンケ。明日 (団体戦) はないけど、また日曜日に!

 

(2001年3月2日 Oberstdorf この項 了)
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>> ジャンプの現場 2000 - 2001 =02 MAR 2001=
初稿 <Funakist's Fan Voice> 02.MAR.2001
改稿 17.JUL.2001

 

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