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■■ 00‐01の現場 - 観戦の記録 - ■■

 03 MAR 2001 <Sat>                                                       □ 00-01 観戦の記録一覧へ □
Oberstdorf / Germany   WC第16戦 FH

  朝起きた時にはすでに篠つく雨が落ちていた。気温が下がらず雪にはならなかったのだ。あぁ うっとうしい。雪のほうがまだ始末が良いのに。
会場に向かうシャトルバスはフル回転でピストン輸送をしているが 今日はさすがに人が多くて バスの発着場所である駅前は大変な混雑。(片道約4km 3マルク。歩く人も多い。)
会場内は11時の練習を前に すでにほぼ埋まっている感じ。今回の大会は前回の世界選手権の時よりも椅子席の指定席を多く設けている。 わたくしは2番目のカテゴリーの席を4日間通しで買っている。場所取りの為に3時間も4時間も前から会場入りする必要がないので 重役出勤でOKなのだ。(普通ドイツの大会だと 場所取りが一番困難な課題。みんな平気で4時間くらい立って待つ。) おぉーっと昨日までは空いていた両隣の席が (当然ながら) 埋まっている、それも一般のドイツ人に比べても更にでかい女性・・・わたくしの椅子は半分も見えていないぞ。

11時練習開始。雨は小止みになるかと思えばまた降り出し、ジャンプ台の周りにはもやがかかったりもする状況。(練習のテストジャンプでは台がまったく見えていなかった。) みな昨日の予選に準じた結果で、葛西の紀ちゃんが伸びないのが心掛りだ。オフィシャルオープニングセレモニーのあと、いよいよ本戦のためのテストジャンパーが飛ぶ。今回のテストジャンプはドイツ・ノルウェーの若い選手たち。ここでドイツの選手がランディングバーンで転倒し、かなりひどくダメージを受けたよう。赤十字の担架で搬出され、その後ヘリで近くの町の病院に運ばれる事態になり、バーンの整備も併せてしばらくの中断となった。

出鼻を挫かれた格好で1本目が始まった。しばしば104km/h を超えるゲート設定。今までで一番スピードが出ている。そして雨に削られて雪面がでこぼこになっているのか、ランディングバーンでの転倒者が続出、19番ステンスルッドの転倒を機に競技は中断、整備をやり直すことになった。再開は14時半過ぎ、本来の試合終了時刻で これから再度中断でもあれば日没コールドもありえる。
さくさくっと1番からやり直しの1本目が終了、シュミットが6位でもう席を立つ人もいる。マリシュは連勝が途切れそうな8位 (ここにもポーランドから大挙してファンが来ている。お揃いの 「ADAM」 キャップを被ったグループもあり) フィンランド・オーストリアがラハティの余韻を残したまま好調を維持している (11位までシュミット・マリシュ以外の9人が両国)。 ドイツにはラハティ・ラージ団体金の勢いがない (ヘル・ウアマン2本目進めず、ハナちゃん12位)。点数計算ではらはらすることもなく2本目も終了、フィンランドが表彰台独占の快挙。ユシライネンはWC初優勝?総合3位に上がり、アホネン・葛西くんがひとつずつ順位を落とす。2位には昨日218mを飛びながらお尻をかすってしまった リンドストレムが入り、これで船木くんの 位置する総合20番台前半に食い込んでくることになる。この辺の順位は一回の大化けでぐわーんと上がるんだよなぁ。化けてくれないかなぁ・・・

総合3位争いが激しくなってくる。3人が一回の試合で逆転も可能な範囲にいる。ワールドカップはあと6試合、まだ新しい優勝者は出てくる?

明日の個人戦は予選からスタート。また 新しい一日だっ!

(付記; お揃いの 「ADAM」 キャップは 機を見るに敏なポーランド人が (おそらく無許可で) 会場入り口近くで販売していたものであったことが判明。素早い対応に感心した次第。)

 

(2001年3月3日 Oberstdorf この項 了)
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>> ジャンプの現場 2000 - 2001 =03 MAR 2001=
初稿 <Funakist's Fan Voice> 03.MAR.2001
改稿 17.JUL.2001

 

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