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■■ 00‐01の現場 - 観戦の記録 - ■■

 07 MAR 2001 <Wed>                                                       □ 00-01 観戦の記録一覧へ □
Falun / Sweden   WC第18戦 (Nordic Tournament) LH

  昨日の公式練習は朝からの強風が止まず 昼の予定を夜まで延期したが結局中止となり、本戦の今日 2本の練習を行った。
ファールンは1980年代に (正確な年号を忘れました) ノルディックスキー世界選手権を開催しており、その時の会場が町のはずれにある。(約2km) ジャンプ台はノーマルとラージの2本並立型でランディングバーンは周囲の岩盤を掘り抜いて造ってある。この構造はどこかで見た形・・・ヴィーケルシュン (Vikersund ノルウェイ・2000年フライング世界選手権。強風のため試合どころか練習もまともに出来ず 予定日程外の月曜日に1試合のみ成立。月曜朝のフライトを取っていた為 結局1試合も見られなかった、という笑えない経験をわたくしは経ている。) の小型版っぽい。(Vikersundのフライング台は1本立) 昨日の強風といい、いやーな予感がしないでもない。
エントリーが57名なので予選は行わず、練習2本をぱっぱと終えて午後6時に本戦開始。まだ明るさの残る空に花火が打ち上げられワールドカップ第18戦であると同時にスウェーデン・スキーフェスティバルの開幕でもある。昼間は暖かいが、日が落ちるとさすがに冷えてくる。練習には殆どいなかった観客もいつのまにか集まってきている。今日は入場無料なのだ。来週の距離競技は有料。スウェーデンではジャンプはお金を取れない競技なのかしら。(スタートリストを含むプログラムは20クローネ・約260円)

スタートリストの7番まで飛んだところでゲート変更(?→13番 1〜2段上げた模様) 1本目はトータルで見るととても珍しい結果になった。予選免除であるWCベスト15のうち5選手が2本目に進めない、それもスタート順で44番から48番まで連続した5人。(ユシ・ハウタメキからソイニネンまで) ほかの1本目不通過選手もほとんどが何人かが連続している。吹き流しだけでは判らない、巻いた風の当たりはずれがあるようだ。岡村くん、雄太くん、みやじくんが残念ながら2本目に進めず。結果的に上がどかどか落ちてしまったので 15位入り目前のみやじくんは通っておきたかった・・・ そんな状況の中でもシュミットは118m、マリシュ119.5mを飛んで2位と1位として 2.5点の差で決勝ラウンドへ。

1本目を28位のヴィドの2本目が72m (ラージですよ) で まだ風が収まっていないのか、もしやまたやり直し、最悪キャンセル?と思っていたがこんなに悪かったのは彼だけ。(結局調子が悪かったのか) ゲートは14番なので1本目より1段上げただけだが やっとラージヒルらしい距離が連発して合計点もそれなりになってきた。久々に一桁順位で2本目に臨んだ9位フライホルツ 6位シュヴァルツェンベルガーは順位を落としてしまったが 1本目できちんとリードをとれさえすれば良い所を狙える、という良い見本。(フライホルツは結局10位にふんばった) またしても調子悪そうなアホネン、13位から19位へ後退。これで8位に入った葛西の紀ちゃんが総合得点で上回った筈。3位争いのもう一角ユシライネンは4位をしっかり確保しているのでさらに点差を広げて優勢を保った。(この3人の総合ポイントは 800・703・686点) 優勝はマリシュ、残り3試合 (プラニッツァ1試合は団体・日本は逆転も可能な3位) の現在となってこの調子ならば ほぼ総合優勝は手中にしたと言えるだろう。あぁプラニッツァでのポーランドファンの狂乱を考えるだに恐ろしい。(メット準備必須?)

(訂正; ファールンでのノルディック世界選手権は 1954・74・93年 開催でした。)

 

(2001年3月7日 Falun この項 了 )
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>> ジャンプの現場 2000 - 2001 =07 MAR 2001=
初稿 <Funakist's Fan Voice>  07.MAR.2001
改稿 17.JUL.2001

 

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