◇◇◆◆◇◇◆◆BACK++++++++++◇◇HOME◇◇++++++++++NEXT◇◇◆◆◇◇◆◆

■■ 00‐01の現場 - 観戦の記録 - ■■

 17 MAR 2001 <Sat>                                                        □ 00-01 観戦の記録一覧へ □
Planica / Slovenia   WC団体戦 第4戦  FH

  朝8時より前から雨になった。天気予報はこんなときだけ良く当たるのはここでも同じ。昨日までの気温に今日の雨、貼り付けたアプローチの雪はちゃんとはがれずにもつだろうか。会場内は傘の波、さすがに朝からこれだけ降り続いているとこちらの人でも傘をさす。その分場所取りが難しいが もともとこの台はほかのフライング台同様にジャンプを見るには不向きな会場、雰囲気を楽しむのがプラニッツァの真骨頂。
練習開始と共に自分の傘はたたむ。しかしこの雨では、また距離しか言わない会場内のアナウンスでは スコアをつける事は出来ない。電光掲示板・ビデオ画面はもとより見える距離にない。(FISはこういう事にはうるさくないのが不思議。設置してさえあれば 良いということか。) 8ヶ国各4選手中 昨日の公式練習で自己記録を更新したのが8人、その中にはアダム・マリシュも含まれている。(212.5m) 練習ラウンド、日本の4選手はこのまま行ってくれれば期待の持てる距離が出ている。

台の上からWC個人戦参加各国の国旗を掲げたスキーヤーが滑り降りるオープニングセレモニーに続いて 今季最後の団体戦が始まった。第1グループみやじくんがグループ中1位と良いスタートを切ってくれた。第2グループ吉岡くんも190mを超してきたが 直後のゴルトベルガーに大ジャンプを決められ2位、原田・葛西両選手がこちらが期待するほどに伸びず、1本目を終えて日本はどうやら3位らしい。彼方の掲示板では4位ノルウェイ?とは十分な差がついているようにも見える。雨は少しも休み無く降り続き 早く2本目を始めてくれないかと思う。後ろの山は時に もやですっかりと姿を隠してしまうような状況だ。

時計を見ることもできず 確かな時間は分からないが 12時頃に2本目が開始。先程よりも短いがみやじくんがまた良いジャンプ、きっと明日の個人戦も良い感触で臨めるだろう。得点によっては15位入りも可能?なのでがんばって欲しい。フィンランドがオーストリアを捉えたようだ。アホネンは現地入りしたのだが不参加、エースたる自分抜きのチームが強くあるのは複雑な気分だろう。吉岡くんも好調を維持している。ただ同じグループにゴルトベルガー・タミ キウルがいてどうしても彼らに抜かされてしまい 3位のまま。第3・第4グループに入っても状況は変わらず、フィンランド・オーストリアに続く3位で団体戦を終えた。1位とは約90点 2位とは約60点の差、フライングは1m1.2点なので差は大きいが今は3位になったことが大切だと考える。ドイツはシュミット・ハンナヴァルト2人を除いたチーム、まさかこのチームに劣るわけには行かないと勝手に気負っていたが 結果彼らは6位、独り距離を稼ぎまくったマリシュのポーランド (5位) にもわずか0.4点ではあるが及ばない。

これもまた遥か彼方にある表彰台に登る日本チームを鉄柵のこちら側から見たのもそう言えば去年と同じ、ただメンバーが変わっているのだ。試合があれば必ず出場して2本目に進むのも当然と思っていた昨シーズンまでとは すっかりこちらの気持ちの持ち様も変わっている。ただ 今はシーズンの終わりに際して 少しでも納得の出来るジャンプが出来るよう そして新しいスタートの第一歩が明日であって欲しいと心から願う。

  

(2001年3月17日 Planica この項 了)
  00-01 観戦の記録一覧へ    00-01の現場 FIS日程へ
  このページのはじめに戻る
>> ジャンプの現場 2000 - 2001 =17 MAR 2001=
初稿 <Funakist's Fan Voice> 17.MAR.2001
改稿 17.JUL.2001

 

◇◇◆◆◇◇◆◆BACK++++++++++◇◇HOME◇◇++++++++++NEXT◇◇◆◆◇◇◆◆

 

スキージャンプ・現場主義
copyright   © 3区民   2001
URL  http://ski-jump.cside1.jp/
MAIL  briefkasten@ski-jump.cside1.jp