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■■ 00‐01の現場 - 観戦の記録 - ■■

 03 FEB 2001 <Sat> □ (インターネットTV中継観戦)           □ 00-01 観戦の記録一覧へ □
Willingen / Germany   WC第14戦 LH

  2月3日 降り続く雪の中 ドイツ・ヴィリンゲンでの個人第1戦目はドイツのスーパーアイドル&ヒーロー2人が 1本目で敗退すると言う まったく予想もしなかった試合となり 現場は荒れるファンで警察・赤十字が 出動する不穏な雰囲気だった模様。 (ここにくるファンはちょっとマナーが悪い。試合後は足の踏み場も無いとは このことかというほど 会場内にビールビンが散乱する。) マルティン・シュミット44位 スヴェン・ハンナヴァルト50位 (最下位)。 人気をほぼ独占するこの2人の 思いもよらない不調で試合が盛り下がるかと思いきや 異星人アダム・マリシュがなんと2本目に 151.5mという とてつもないジャンプをしてみせた。
ちなみに今季改修されたこの台のK点は120m Jury Distance (これ以上 飛んだら危険、の判断ポイント。普通これを越えるジャンプが出ると Jury (審判) 会議が開かれ 競技続行か否かを協議する。) は143m。
1本目で出遅れ 8位で通過したマリシュ、ゲートが13番で122mだったものが 2本目いきなり17番に引き上げられたゲートからたたき出した151.5m。 これはラージヒルジャンプでの世界新記録の距離のはず。 ゲートは通常50cm間隔なので2mも上げたことになり、これを正当な設定とするならば1本目の設定は 競技審判団の読み誤りと言っても過言ではない。1本目と2本目の平均飛距離は 108.9mと126.6m 平均速度が 89.7km/hと91.4km/h。まるで別の競技会の結果を見るようだ。

試合結果は1本目の8位が響いて マリシュは2位に留まったが 1位に輝いたのは 休養 (自国でのトレーニング) 明けのフィンランド選手 ヴィレ・カンテ、日本勢は復活の宮平が4位入賞を果たし、明るい表情を 見せていたのが印象的。1年以上の間改造を試みていたジャンプが完成に近づいたか 22歳吉岡が 6位入賞、安定性でナンバーワンの葛西は惜しくも入賞を逃し7位、再び不本意な結果が続く船木が24位。
明日も引き続き この地で個人戦が行われるが ドイツジャンプ陣のリニューアルオープンお祝い飛行となるか。

 

(2001年2月3日 Willingen <in Tokyo> この項 了)
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初稿 04.FEB.2001
改稿 17.JUL.2001

 

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